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学校説明会レポート

学校説明会レポート

芝国際中学校

2026年6月6日(土)

志ある学びが未来を拓く

2023年4月、創立120周年を迎えた東京女子学園中学校・高等学校は、芝国際中学校・高等学校へ校名を変更し、共学校として生まれ変わりました。「人の中なる人となれ」という教育理念を掲げ、海外研修やSTEAM教育、アントレプレナーシップ教育を取り入れたカリキュラムで、世界標準の学びを展開しています。

この日の説明会は、今年4月に校長に就任した松尾廣茂先生のあいさつで始まりました。松尾先生は、広尾学園中学校・高等学校の数学科教諭・教頭を経て、2021年に誕生した同学園小石川中学校・高等学校では初代校長として学校改革をけん引。短期間のうちに両校を首都圏有数の進学校へと発展させた経験を踏まえ、「わたしがめざす進学校は、難関大学への進学実績が高い学校ではありません。生徒の可能性を伸ばし、人生をみずから切り拓いていける力を養い、『次なるステージに進ませる学校』こそが、真の進学校と考えています」と述べます。

さらに、総合型選抜や学校推薦型選抜など大学入試が多様化する時代に求められるのは、「みずから課題を見つけて考え、行動できる能力」だと強調。「子どもたちは誰しも、すばらしい“芽”を持っています。世の中をより良くするために自分は何ができるかを考えながら学び、高い志を持つことが大切です。創立以来守り続けてきた校訓『人の中なる人となれ』を、わたしは『自分らしく輝きながら、人として超一流をめざす』ととらえています」と締めくくりました。

続いて、広報部長の川上武彦先生が、具体的な教育プログラムを映像とともに紹介しました。同校では、考える手法を身につけながら、他者と協働して課題を解決する力を育む教育を実践しています。その柱となるのが、「アントレプレナーシップ(起業家精神)教育」です。川上先生は「中学では、身の回りにある課題について“アンテナを張る”ことの意識づけから始めます。クラス目標を決めるといった身近な活動からスタートし、仲間と解決策を練り上げ、提案していく力を段階的に育んでいきます」と説明。高校では、起業家を招いて助言を受ける「壁打ち会」など、より実践的なマーケティングの授業を展開し、高2では一人ひとりが起業プランを作成します。

生徒の探究心を刺激し、理系分野への興味を引き出す「STEAM教育」にも力を入れています。川上先生が紹介したのは、新潟県新発田市との共同研究「新発田プロジェクト」です。生徒たちは現地でオーガニック米の水質調査を行い、水質と米の味との関係を科学的に分析。さらに、収穫した米を使って校内の「デリカフェシバ」のオリジナルメニューを考案し、販売まで手がけました。このほか、生徒が自分たちで製作した観測機器を積んだバルーンを成層圏まで打ち上げてデータ分析を行ったり、「CEOS(地球観測衛星委員会)」が主催するユースプログラムへの参加など、生徒たちの活躍の場は国外へも広がっています。

グローバル教育も充実しています。ホームステイやキャンプ、STEAM学習など、多彩な海外研修を用意しています。また、「国際コース」では、英語学習経験を持つ生徒が学び、英語に加えて数学・理科・社会(日本史を除く)もオールイングリッシュで学びます。このように、インターナショナルスクールに近い環境で、高度な語学力と国際感覚を養っていきます。