学校説明会レポート
中央大学附属横浜中学校
2026年6月17日(水)
校訓「謝恩礼節」「自立実践」の下、実力を発揮できる確かな土台を築く
1908年に設立された日本初の女子夜学校である横浜女子商業補習学校を起源とする中央大学附属横浜中学校・高等学校。2010年に中央大学の附属校となり、共学化、都筑区への校舎移転と現校名への改称といったさまざまな改革が進められてきました。
この日の説明会では、最初に教頭の柴田峰行先生があいさつ。「中央大学の附属校として、授業でしっかり学力をつけ、豊富な行事でさまざまな学びを得て、大学入学後に力を発揮する、その土台を築く学校です」と話しました。その6年間の在り方を示すのが、「謝恩礼節」「自立実践」という二つの校訓です。そこには、「周囲の人を大切にしながら、今、自分に何ができるのかを考え、一歩踏み出せる人になってほしい」という願いが込められています。
教育課程では、英語・数学・国語の授業時間数を学習指導要領で示された基準より多く確保しています。その理由について、柴田先生は「高校、大学への学びのなかで必要となる基礎力を積み重ねていくことを意識したカリキュラムになっています」と説明します。
そんな同校の授業の特徴の一つが理科実験の多さです。2回に1回は実験・観察を行い、その結果をレポートとしてまとめることで、起きている現象を、矛盾なく説明する力を養います。また、ほかの教科でも、グループワークや映像を活用した授業などを通して、学びのおもしろさを伝えています。
中央大学との連携も充実しています。中1の「ようこそ中央大学へ」から始まり、中2では卒業生から仕事について聞くプログラム、中3では大学生から大学での学びについて聞く企画を実施。今、学んでいることが、将来どのようにつながるのかを考えるきっかけとしています。また、高校生では、希望者を対象に、中央大学多摩キャンパスにある「法と正義の資料館」を訪問し、学びを深める機会も設けています。
学校行事では、体育委員が中心となって企画・運営し、先輩後輩のつながりが生まれる体育祭と、クラスで一つの催し物を企画・運営し、他者を楽しませる難しさと達成感を学ぶ文化祭が二大行事です。校外行事では、中1・2の冬に3泊4日のスキー教室を実施。中2では、さらに、鎌倉校外学習でテーマを決めた班別行動を行い、夏休みには3泊4日の林間学校を行います。この林間学校のうち2日間は「イングリッシュ・サマーキャンプ」として、ネイティブ教員1人に対し生徒10人程度のグループで英語を使ったアクティビティーに取り組みます。さらに、国際理解教育では、高2全員が参加するシンガポール・マレーシア研修旅行に加え、希望者対象に中2でニュージーランド、高1でカナダへの海外研修を実施しています。
内部進学率は例年70~80%で、今春は、卒業生の77.6%が中央大学へ進学しました。高校3年間の成績順に希望する学部・学科への推薦が決まるため、定期試験は非常に重要になります。他大学受験については、国公立大学は全学部、私立大学は中央大学に設置されていない学部・学科など一定の要件を満たせば、中央大学への被推薦権を保持したまま受験することが可能です。なお、中央大学には現在10学部ありますが、来年4月にはスポーツ情報学部と情報農学部(いずれも仮称・設置構想中)の新設が予定されており、それが認可されれば、全12学部となる予定です。
最後に、広報部長の内田大貴先生から中学入試についての説明がありました。中学入試は2月1日午前と2日午後に実施されます。内田先生は「例年、2日午後の受験者数は1日午前に比べて非常に多くなります。学力だけでなく、体力や気力も大切になってくると思います。本校では、きちんと自分のことばで考えたことを発表できる生徒を求めています。入試では落ち着いて、問題をよく読んで答えてください」と受験生にアドバイスを送りました。

2025年度に文部科学省のDXハイスクール採択校となりました(今年度も継続中)。今年4月に「いつでも、誰でも自由に使えるデジタルの拠点」となる「情報室」が完成し、中学生もハイスペックPCや3Dプリンター、ドローンなどを利用できるようになりました