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学校説明会レポート

学校説明会レポート

神奈川大学附属中学校

2026年6月10日(水)

英語・探究・ICTを軸に未来志向の教育を実践。2027年度入試から新システム「J_DES」を導入

神奈川大学附属中・高等学校は、「質実剛健」「積極進取」「中正堅実」を建学の精神に掲げる共学校です。大学附属校ですが、国公立大学をはじめとするさまざまな進路につながる学びを提供し、「自ら考え、判断し、行動できる人へ」を合言葉に、時代の変化に左右されないたくましい人材の育成をめざしています。

説明会の冒頭、校長の小林道夫先生は「わたしたちが生きる社会は、AIの急速な進化や国際社会の変動によって大きな転換点を迎えています。そんな時代に子どもたちに求められているのは、自分らしく、たくましく、未来を切り拓く力です。本校では、その力を育むべく、未来志向の教育を実践しています」とあいさつしました。

その教育を支えるのが「グローバル教育」「探究活動」「ICT教育」の三つです。まず、グローバル教育では、「Global Competence(グローバル社会でたくましく生きる力)」を重視し、中学段階から「CLIL(内容言語統合型学習)」を導入。英語で考え、英語で問いを立てる力を育てます。また、日本とアメリカの高校卒業資格を取得できる「U.S. Dual Diploma Program」や、国内大学と並行して100校以上の海外大学に推薦で進学できる制度も整備しています。

次に、探究活動では、中1で探究の基礎、中2で社会課題、中3で学問とは何かを学び、高1で個人研究に取り組み、その成果を探究発表会で発表します。さらに、希望者は「ドリカムプロジェクト」(中3~高2)で企業訪問や研究室訪問などに参加するほか、「探究講習」(全学年)では神奈川大学の研究室と連携し、AI開発やハイブリッドロケット製作、宇宙エレベーター研究、DNA研究などにも取り組みます。小林先生は「大学との密な連携によって、中高の学びを超えた本格的な研究活動ができることは本校の大きな強みです」と述べました。

そして、ICT教育では、中1から全員がタブレットPCを所有し、生産性を高めるための必需品として日常的に活用しています。生成AIについても、小林先生は「思考を深め、創造を加速させるパートナーとして、適切な使い方を生徒に考えさせることを教育の主眼に置いています」と説明しました。

このほか、神奈川大学への内部推薦権を保持したまま他大学を受験できる制度も特徴です。例年、この制度を利用して、卒業生の6~7割が国公立大学や早慶上理、GMARCHへ進学しています。進路選択においては、充実した講習制度や放課後自習室学習支援プログラムに加え、生徒自身が将来の目標や課題を担任と保護者にプレゼンテーションする「生徒が主役の三者面談」を実施し、一人ひとりの主体的なキャリア形成を支えています。

最後に、広報部長の横内敦先生から2027年度入試の変更点が説明されました。新たに導入される「J_DES(Jindai_Fuzoku Dual Evaluation System)」は、英語外部試験の合格級やスコアを入試得点に換算する制度です。帰国生入試では英語の筆記試験に代えてJ_DESのスコアを活用し、2月1日の午後入試では、国語の得点とJ_DESのスコアの高いほうを合否判定に採用します。この判定方法について横内先生は、「英語をがんばってきた受験生の努力を評価したいという思いから始めたものです。J_DESを利用せずに算・国で受験する生徒が不利になることはありませんのでご安心ください」と話しています。なお、募集定員は第1回が60名から80名に、第2回が120名から100名にそれぞれ変更されます。第3回は20名のままです。