学校説明会レポート
横浜富士見丘学園中学校
2026年6月22日(月)
「Academic」と「Global」を軸に、社会で活躍できる国際教養人を育成
1923年に創立された日の出女学校を前身とする横浜富士見丘学園中学校・高等学校。長く女子校として歩んできましたが、2019年に共学化し、「敬愛・誠実・自主」の校訓の下、時代の変化に対応した教育改革を推進しています。
サピックス小学部横浜校で開催された説明会の冒頭、あいさつに立った理事長で校長の永川尚文先生は「本校の教育目標は『国際教養人の育成』です」と述べ、その実現に向けた「Academic」と「Global」という教育の二本柱について説明しました。
まず「Academic」では、確かな学力を身につけるための充実した学習支援体制を整えています。中1・2は、担任とやり取りする学習記録ノート「あしあと」を活用し、学習習慣の定着を図るとともに、教員との信頼関係を築いています。週3回、放課後には学習支援センター「TERAKOYA」で、すべての生徒を対象に、チューターによる質問対応や指名講習を実施。また、希望制の放課後校内予備校「Success塾」では、中高生対象の英検®講座やヴァイオリン講座、高校生対象の大学入学共通テスト対策講座などを開講しています。このほかにも、オンライン学習サービスやAI教材を利用して、生徒一人ひとりの目標に応じた学びを支えています。
教養や感性を育む教育にも力を入れています。すべての中学生を対象とした「FLAP(Fujimigaoka Liberal Arts Program)」では、ヴァイオリンや油絵、礼法のほか、金融講座やドローン講習など、幅広い分野を学ぶことができます。昨年度からは、外部講師によるK-POPダンスや韓国語を学ぶ希望制の「K-School」もスタートしました。韓国語講座については「保護者も参加できるようにしています」と永川先生は言います。
一方、「Global」では、語学力と国際感覚を養う多彩なプログラムを展開しています。中3の生徒全員が参加する「オーストラリア海外研修」のほか、希望制の「セブ島英語研修」(中1~高2)、「オーストラリア短期留学」(中3~高2)など、異文化に触れながら視野を広げる機会も設けています。
こうした学びを土台に、2024年度に導入した「海外大学指定校推薦制度」についても紹介がありました。この制度を利用すれば、英語スコアと学業成績の条件を満たすことで、世界7か国・80校の提携大学への推薦資格を得ることができます。2024年度にはリーズ大学(イギリス)とディーキン大学(オーストラリア)、2025年度にはシドニー大学(オーストラリア)への合格者も輩出しました。シドニー大学は、2026QS世界大学ランキングで25位と東京大学(同36位)を上回る評価を受ける世界的な名門大学です。
こうした海外大学進学という新しい選択肢を支えるため、同校では中学卒業までに英検®準2級、高1で英検®2級、高2でIELTS®6.0(英検®準1級相当)の取得を目標に掲げています。「Success塾」での英検®講座に加え、放課後に週2コマのIELTS®講座も実施しており、今年度は36人が受講しているそうです。また、中3と高1の生徒全員と他学年の希望者を対象としたオンライン英会話や、中1・2のネイティブ副担任による英語でのホームルーム、放課後の英語交流スペース「グローバルセンター」など、日常的に英語に親しむ環境も用意しています。永川先生は「本校は、常に新たな取り組みに挑戦しています。今年度は医学部医学科4校に現役合格者を出すなど成果が表れてきており、これからも進化を続けていきます」と、さらなる発展への意欲を語りました。
最後に、副校長で入試広報部長の佐藤康先生が登壇。佐藤先生は、同校の今後の教員体制や部活動の運営など、学校全体の改革について説明したうえで、「すべての生徒がよい教員と出会える学校をめざしていきたいと思っています」と力強く述べました。

全国大会常連のダンス部やチアリーディング部、バドミントン部をはじめ、部活動も盛んです。共学化に伴い、野球部や柔道部など男子生徒が活躍できる部の整備も進められています