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学校説明会レポート

学校説明会レポート

佐久長聖中学校

2026年6月23日(火)

探究活動を軸に主体的に学び続ける力を磨き、「アクティブラーナー」を育成する

長野県佐久市にある佐久長聖中学・高等学校は、全国屈指のスポーツ強豪校として、また、豊かな自然に恵まれた環境の下、探究活動や国際教育にも力を注ぎ、難関大学へ多くの合格者を送り出す進学校として知られます。2024年には、同校へとつながるイマージョン教育の小学校「サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久」も開校しました。

SAPIX代々木ホールで開催されたこの日の説明会では、教頭の泉隆志先生が学校の概要や教育方針について説明しました。冒頭では、同校が力を入れる探究活動を紹介。生徒4人が通学バッグをテーマに、荷物の量を変えずに負担を軽減できるアイテムを企業と共同開発し、中・高生を対象とした探究の全国大会「ENAGEED SUMMIT」で優秀賞を受賞した事例を取り上げました。泉先生は「時代の変化に伴い、自分の考えを発信・表現する能力が求められています。本校では、好きなことや得意なことを磨きながら、社会の課題に気づくアンテナを養い、新たな価値を創造できる力を育てます」と説明しました。

同校の教育理念は「自由と愛」です。「自由」とは自分で考え、自分で選択できること、「愛」とは相手を思いやり、共感することを意味します。また、人生100年時代を見据え、生涯にわたって主体的に学び続ける「アクティブラーナー」の育成を教育目標に掲げています。その実現を支えるのが、「Curiosity(好奇心)」「Challenge(挑戦)」「Change(変化)」の三つです。この三つのCを教育の柱に据え、「楽しい学校」「行きたい学校」をめざして、一人ひとりが安心して自分らしく学べる環境づくりを進めています。泉先生は、「生徒の『なぜ?』という疑問を大切にし、自ら調べ、考え、挑戦を重ねながら成長する姿勢を育みます。教員は知識を一方的に教えるのではなく、生徒に寄り添う“伴走者”として学びを支えています」と語りました。

学習面では、英語と数学で習熟度別授業を実施しています。考査終了後にクラス編成を見直し、一人ひとりの到達度に応じた学習を支援。基礎学力の定着を図るとともに、それぞれの力を着実に伸ばしていきます。体験学習にも力を入れており、企業見学やスキー、カーリングなどのスポーツ体験を実施。さらに、地域課題をテーマにした探究学習「佐久市クエスト」に取り組みます。そこでは、さまざまな体験や探究活動を通して、生徒の興味・関心を引き出し、実践的な思考力や行動力を育んでいます。

国際教育も同校の特色の一つです。高2までは週1回・25分間のオンライン英会話を実施。これは、大学入学共通テストのリスニング対策にもなっています。また、昨年から始まった「GCP」では、外国人教員が50分間すべて英語で授業を担当。英語を実際に使う機会を日常的に設けています。さらに、中2では海外研修を実施し、昨年はカナダで現地校との交流やホームステイを経験。高校ではカナダ、アメリカ、オーストラリアでの海外研修に加え、留学制度も整備。一人ひとりの挑戦を後押しする環境を用意しています。

説明会では寮生活についても紹介がありました。同校では寮を「館(かん)」と呼び、中学校では全校生徒の約3割が生活しています。県外出身者も多く、全国から生徒が集まるのも特徴です。寮では、平日は午後7時20分から90分間の学習時間を設け、定期試験前には主要5教科の質問教室も開設。スマートフォンは使用時間を限定して管理するなど、規則正しい生活習慣の定着にも力を入れています。泉先生は「寮生活では学習習慣が身につくだけでなく、生徒同士が教え合いながら成長していく姿が見られます」と、その魅力を語りました。

最後に、入試について説明がありました。本校入試と東京入試をそれぞれ2回実施しており、本校入試は基礎学力を重視した内容です。近年は、首都圏からあえて本校会場で受験する生徒も増えているとのこと。泉先生は「授業体験や生徒による学校紹介も予定しています。佐久長聖ならではの学びや学校の雰囲気を、ぜひ実際に見て、感じてください」と来校を呼び掛け、説明会を締めくくりました。