学校説明会レポート
聖園女学院中学校
2026年6月26日(金)
校訓「信念・精励・温順」の下、生徒一人ひとりが「自分の使命」を見つける
1920年設立の聖心(みこころ)の布教姉妹会を創立母体とする聖園女学院は、1946年に神奈川県藤沢市に開校した中高一貫の女子校です。「信念・精励・温順」を校訓に、一人ひとりが自分の使命を自覚して成長できる生徒を育成してきました。2016年には名古屋市にある学校法人南山学園と合併し、同学園の教育モットーである「人間の尊厳のために」を教育活動のなかで具現化できるよう、カトリック精神に基づく学びを実践しています。
この日の説明会では、最初に校長のミカエル・カルマノ先生があいさつに立ちました。カルマノ先生は「入学してくる生徒には、必ず『Find your mission(あなたの使命を見つけなさい)』という課題を与えます。一人ひとりの存在は必ず一つの尊い使命を持っています。それは『自己理解』を深めることにつながります」と語りました。
生徒の自己理解を支えるため、同校では「授業前の黙想」「宗教の授業」「外国語の授業」の三つを大切にしています。このうち外国語学習について、カルマノ先生は自身が日本語を学んだ経験を挙げ、「文法の構造も単語もまったく違う言語を学ぶことで、ドイツ語やドイツ人としての自分を客観的に見ることができました。外国語を勉強することは、自己理解につながるのです」と説明します。そして、「聖園女学院のミッションは、生徒一人ひとりが自分の使命を見つける学びをサポートすること、そして、キリスト教的価値観に基づいて人間の尊厳を実現することに、学校として貢献することです」と締めくくりました。
続いて、国際交流部長の江藤幸代先生が英語国際教育について説明しました。同校では「グローバルな視野と高い志を持つ生徒を育てる」ことを目標に、中高6年間を二つの段階に分けて指導しています。中学ではていねいな指導によって英語力の基礎を養い、高校ではその力を発展させ、プレゼンテーションや意見発表の力を育成します。中1から年間約100回(学校では10回、自宅では90回)のオンライン英会話を実施するほか、オンライン上で1000冊以上の洋書を読める環境を整えるなど、「読む」「話す」力を伸ばす機会も十分に用意しています。希望者を対象とした海外研修も多数用意されています。
次に、進路指導部長の伊藤直紀先生が進路・キャリア教育について紹介しました。同校では「進路」を「人生そのもの」ととらえ、大学進学後にどのように社会へ貢献していくのかという「人生のミッション」を見つける指導を行っています。中1では自己紹介ワークを通して自己理解を深め、身近な人への「働くこと」のインタビューを進路探究へとつなげます。総合学習では、中1で地元・藤沢市、中2で県南西部の真鶴町をフィールドに学びます。高校では、学問分野別・大学別の説明会を開催するほか、夏休みには南山大学の模擬講習や上智大学理工学部での特別体験授業を実施します。受験科目は可能な限り高2までに学び終え、高3では受験対策の演習講座を数多く設けています。
最後に、2027年度入試について説明がありました。2月1日午後の特待適性検査型入試に、横浜市立高等学校附属中学校の適性検査Ⅰをモデルにした試験が新たに導入されます。また、2月4日午後には、10分間のプレゼンテーションと質疑応答、基本的な筆記テストを行う「活動アピール型入試」を新設するとのことです。なお、2月1日午後の2次試験以降、複数回受験する受験生については、1次~3次のうち最も得点の高い試験結果で合否を再判定します。詳細については、ホームページに掲載されている最新の募集要項をご確認ください。

野生生物保護モデル校にも指定され、「聖園野鳥の会」や「MISONO竹林プロジェクト」など、生徒たちは環境保全活動にも積極的に取り組んでいます