学校説明会レポート
帝京大学中学校
2026年6月6日(土)
少人数教育と多彩な体験を通して、一人ひとりの可能性を伸ばす
「努力をすべての基(もとい)とし、偏見を排し、幅広い知識を身につけ、国際的視野に立って判断ができ、実学を通して創造力および人間味豊かな専門性ある人材の養成を目的とする」という建学の精神を掲げている帝京大学。帝京大学中学校・高等学校はその付属校ですが、多くの卒業生が他大学へ進学する進学校でもあります。少人数制による、きめの細かい指導で、一人ひとりの可能性を伸ばしています。
この日のオンライン説明会では、最初に、広報部主任の竹之内毅先生が教育の特色を紹介しました。中学校は1学年約120人。約30人ずつ4クラスの少人数編成で、学年ごとに8人の教員を配置。複数の教員が生徒一人ひとりを見守る体制を整えています。竹之内先生は、めざす生徒像を「自らのさまざまな可能性を信じ、理想の実現のためにひたすら努力する生徒」と説明し、「小規模な学校だからこそ、一人ひとりの長所も短所も見えてきます。教員は生徒の目を見て、じっくり話し、より良い道を一緒に模索しながら努力を支えていきます。わたしたち教員にとっては、生徒の成長を間近で見られることが大きな喜びです」と語りました。
カリキュラムは、中高6年間を2年ごとの3段階に分け、それぞれの成長段階に応じた指導を行っています。中1・2では「基礎学力の定着」と「学習習慣の確立」を重視し、週3回の「朝講座」で英単語・数学・漢字の小テストを実施。到達度を確認しながら学びを積み重ねます。また、中1の2学期からは英語・数学で習熟度別授業を導入しています。
中3・高1では類別クラス制を採用し、成績上位の約30人がⅠ類クラスに所属します。竹之内先生は「クラスを分けることで、生徒の習熟度に応じた指導が可能になり、全体の学力向上につながります。Ⅱ類クラスから難関国立大学や難関私立大学へ進学する生徒も少なくありません」と説明しました。そして、集大成となる高2・3では希望進路に応じたコース制となり、選択授業や個別面談、夏期講習などを通して進路実現をめざします。
同校では、少人数制授業や習熟度別授業に加え、生徒が主体的に学べる環境づくりにも力を入れています。自習室や図書室はもちろん、校内のいろいろなところに机や椅子を置いており、そこでは生徒同士が教え合いながら学ぶ姿も見られます。また、職員室が気軽に足を運べる場所になっているのも特徴です。入り口前にはホワイトボードが設置され、休み時間や放課後には質問に訪れる生徒が絶えません。夏休みには、さまざまな講座を用意した無料の夏期講習も開講。一人ひとりが自分に合った内容を選んで学べるようになっています。
こうしたきめ細かな学習指導に加え、多彩な体験学習も同校の特色です。近年は難関大学への進学実績も着実に伸びており、竹之内先生は「学力だけでなく、多様な実体験を通して視野を広げ、精神を鍛えることや、仲間との絆を深めることも受験を乗り越える力になります。そのため本校では、学校行事や部活動を通した心の教育にも力を入れています」と説明しました。
旅行行事もその一環です。中学では林間学校や、離島での民泊体験や平和学習を取り入れた沖縄修学旅行を実施。国際教育では、ブリティッシュヒルズ語学研修旅行(中2)、アジア地域(ベトナム)修学旅行(高2)、希望者対象のニュージーランド語学研修旅行(高1)などを実施しています。いずれも実施後には、それぞれの学びの成果を発表する機会を設け、体験を次の学びへとつなげています。
最後に竹之内先生は「学校選びでは、お子さん自身が行きたい学校を選ぶことが何より大切です。ぜひ一度、本校を訪れ、学校の様子をご覧ください」と呼び掛け、説明会を締めくくりました。

教員と生徒の距離が近いアットホームな校風。自然豊かな多摩丘陵の一角にあり、学校直通のスクールバスも運行しています
