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学校説明会レポート

学校説明会レポート

八雲学園中学校

2026年6月12日(金)

人間力を培う独自の感性教育を実践し、国際社会で活躍するグローバルリーダーを育成

1938年に八雲高等女学校として創立された八雲学園中学校高等学校は、建学の精神「生命主義・健康主義」の下、英語教育を根幹とした総合的な人間教育を実践しています。長く女子校として歩んできましたが、2018年に中学校、2021年に高校を共学化し、「伝統と革新の確かな調和」を図りながら、「進路指導・ICT教育」「グローバル教育」「文化体験」「チューター(学習アドバイザー)」という四つの特色を中心にした指導を展開することで、次世代のグローバルリーダーの育成をめざしています。

この日の説明会は、アメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラにある学園所有の海外研修センター「八雲レジデンス」の紹介映像から始まりました。約5万坪の敷地には宿泊施設のほか、プールやテニスコートなどの施設も整い、ここを拠点にさまざまな海外プログラムを実施しています。続いて、中3全員参加の「アメリカ海外研修」と、高1希望者対象の「9カ月プログラム」を経験した2人の生徒が、流暢な英語で体験を発表。「自立心が養えた」「もっと英語を勉強して視野を広げたい」と、研修を通して得た学びや、自身の成長について語りました。

続いて理事長・校長の近藤彰郎先生があいさつに立ち、「本校では、開校以来グローバル教育に注力しています」と述べました。また教育方針について、「本校のめざすグローバルリーダーとは、人間性と実行力を兼ね備えた真のエリートです。学校生活では幅広い体験の場を設け、個を尊重した教育を行うことで、人に優しく、自分に厳しく、どのような状況でも物事に懸命に向き合う姿勢を育んでいます」と説明しました。

続いて副校長の近藤隆平先生が、四つの教育の柱のうち、「グローバル教育」と「進路指導・ICT教育」について紹介しました。グローバル教育では、約50か国約300校が加盟する国際私立学校連盟「ラウンドスクエア」に所属し、年に1度、数名の生徒を国際会議へ派遣するほか、加盟校との交換留学も実施しています。また、英語の授業は中1で週8コマ、中2・3で週9コマ設けており、うち4コマはネイティブ教員が担当。スピーチコンテストや英語劇、英語祭なども行い、実践的な英語力を養っています。

進路指導・ICT教育では、多くの学習サポートプログラムを整える一方、中1から1人1台のタブレットPCを導入し、英語4技能eラーニングシステム「YES(Yakumo English : Gateway to Success」を活用しています。近藤先生は「英語力を高めることで進路の選択肢が広がり、海外大学と国内大学を併願する生徒が増えています。今春は卒業生151名のうち63名が海外大学に合格。そのうち55名は、イギリスの大学評価機関のクアクアレリ・シモンズが毎年9月に公表するQS世界大学ランキングで100位以内の大学に合格しています」と紹介しました。

最後に、副教頭の近藤嘉彦先生が、「チューター制」と「文化体験」について説明しました。チューター制では、中学3年間、生徒一人ひとりにクラス担任とは別の教員が1名付き、学習計画を一緒に立てたり、日常生活の悩みや不安の相談に応じたりしながら、学習と日常生活の両面を支えています。近藤先生は、多感な時期の生徒をきめ細かくサポートすることで、生徒が安心して学校生活を送れる環境づくりにつなげていると説明しました。

「文化体験」では、「月に1回は感動を」をテーマに、美術館・博物館の見学や観劇、スポーツ観戦など、幅広い芸術・文化に触れる機会を設けています。近藤先生は「自国の文化を英語のような共通言語で他国の人々に伝えることができてこそ、グローバルな人材といえます。感動はやる気の源です」と語りました。海外研修で国際感覚を養うだけでなく、こうした体験を通して主体性を育み、将来の目標を見つける機会にしてほしいと締めくくりました。