受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

学校説明会レポート

学校説明会レポート

麗澤中学校

2026年6月22日(月)

「知徳一体」の学びで「心の力」を伸ばし、次代を担う人材を育成

千葉県柏市にある麗澤中学・高等学校は、創立者・廣池千九郎が提唱した道徳科学「モラロジー」に基づく「知徳一体」の教育を基本理念としています。大学・大学院や幼稚園もある約41万㎡のキャンパスには、全校生徒が給食をとる食堂「けやき」や広大なグラウンドなど、充実した施設が整っています。進学校としても着実に実績を伸ばしており、2026年春も、東京大学や東京科学大学をはじめとする国公立大学や難関私立大学に多くの合格者を送り出しました。

この日の説明会の冒頭、校長の櫻井讓先生は、現在、特に力を入れている取り組みとして「DX探究」と「国際教育」の二つを紹介しました。

まず、「DX探究」では、この夏、滋賀県で開催される、大阪大学栄誉教授で麗澤大学特別招聘教授でもあるロボット学者・石黒浩さんのシンポジウムに、生徒がパネルディスカッションで参加することを報告しました。また、文部科学省が支援するDXハイスクールの認定校にもなっており、校内ではロボットやドローンを活用した学びを通して、生徒たちが最先端の技術に触れる機会が充実しています。

二つ目は国際教育です。さまざまな国の人々との交流を通して多様性を理解し、自分のことばでコミュニケーションできる力を育てることをめざしています。中3全員がイギリスで約2週間のホームステイを体験するほか、多彩な国際交流プログラムを実施しています。櫻井先生は「多様な世界の中で学んだことを、将来、日本人としてどう生かし、貢献できるかを、感謝の心と思いやりの心を持って、自分でしっかり判断できる生徒を育てたいと考えています」と語りました。

続いて、卒業生でもある入試広報チームの関根吏理先生が、学校の特色について説明しました。在校生が学校の魅力として必ず挙げるのが、豊かな自然に囲まれたキャンパスです。春は桜、秋は紅葉と、四季折々の表情を見せる、東京ドーム約9個分の敷地には、二つのグラウンドや体育館のほか、全9ホールのショートコースを備えたゴルフ場、人工芝のラグビー場なども整備されています。

さらに同校では、道徳科学「モラロジー」に基づく「知徳一体」「知恩・感恩・報恩」「国際的日本人」を教育の三本柱に据えおり、毎朝、その日の担当生徒が日めくりカレンダーに書かれた格言を題材に1分間のスピーチを行うのも、その実践の一つです。関根先生は「スピーチを担当する生徒は格言に込められた道徳の心を養い、それを聞くクラスメイトは、他者の考え方や相手を思いやる心、感謝する気持ちを育んでいきます」と説明しました。

説明会の中盤では、吹奏楽部に所属する中2のサピックス卒業生が登壇し、自身の学校生活について語りました。同校を受験校に選んだ理由として、「家族が卒業生だったこと」「学校説明会で感じた、豊かな自然や先生と生徒の距離の近さ」「掃除が行き届いた校内から伝わってくる生徒のマナーの良さ」の三つを挙げました。また、入学後に実感した魅力として、「毎日食堂で食べるおいしい給食」「生徒一人ひとりの成長につながる部活動」「先生方の温かさ」を紹介しました。そして、「わたしも受験生の頃は、塾のテストで思うように点数が取れず、不安になることも多くありました。しかし、受験勉強を通して学んだ知識や、目標に向かって努力する経験は、今の中学校生活にも生かされていると感じています。皆さんが納得のいく学校選びができることを祈っています」と受験生へエールを送りました。

最後に、中学校教頭の西野徹先生が2027年度入試について説明しました。試験区分や試験内容に大きな変更はありません。試験会場は本校と船橋(ホテルフローラ船橋)の2か所ですが、第1回・第2回の4科型入試では、より受験しやすいよう船橋会場の定員が180名に増員されます。詳細は学校ホームページでご確認ください。