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学校説明会レポート

学校説明会レポート

三田国際科学学園中学校

2026年7月9日(木)

先の見えない時代で自由な発想と行動力を磨き、人生をみずから切り拓く

前身である戸板中学校・戸板女子高等学校が共学化し、三田国際学園中学校・高等学校となったのは、2015年のこと。以来、教育改革に積極的に取り組み、2025年度からは「三田国際科学学園中学校・高等学校」に改称し、サイエンス教育と国際教育の融合をさらに深化させています。

SAPIX代々木ホールで開催されたこの日の説明会では、教頭・広報部長の内田雅和先生が登壇し、教育内容や入試の最新情報について説明しました。

同校では、「創造性」「探究心」「問題解決能力」など12のコンピテンシー(高い成果を出す人に共通する資質・行動特性)を教育の土台としています。なかでも重視しているのが「共創(Co-Creation)」です。内田先生は「一人で問題解決に向かう時代は終わりました。多様な意見を受け入れ、他者と協働して課題に向き合う姿勢を、生徒と教員が一丸となって意識しています」と話しました。そして、その教育を支える「THINK & ACT」「SCIENCE」「INTERNATIONAL」という三つの柱について説明しました。

「THINK & ACT」は、みずから課題を見つけ、仲間との対話を通して考え、行動へ移す力です。「SCIENCE」については、単なる理系教育ではなく、すべての生徒が身につけるべき教養と位置づけています。そして、問いを立て、仮説を考え、調査・実験・分析・考察を繰り返す「科学的アプローチサイクル」を学びの基本とし、中1では「サイエンスリテラシー」でその基礎を学びます。その後はゼミ活動や研究発表へと発展し、高校では実社会と結び付けた探究や、より高度な研究へとつなげます。また、2025年に完成した「Zero to One(ゼロワン)」をはじめ、大学レベルの設備を備えたラボや博士号を持つ教員による指導など、研究環境も充実しています。そして、三つ目の「INTERNATIONAL」は、英語教育だけでなく、国際感覚を養える環境を指しています。教員の約3分の1を占めるInternational Teachers(IT)と学び、一般生と国際生が互いに刺激し合いながら成長できる環境を整えています。英語は習熟度別授業を行い、それぞれのレベルに応じた指導を実施しています。内田先生は「子どもたちが社会に出る10年後を見据え、大学受験に重きを置くのではなく、10年後に活躍できる力を育んでいきます」と話しました。

中学校には、「インターナショナルサイエンスクラス(ISC)」「メディカルサイエンステクノロジークラス(MSTC)」「インターナショナルクラス(IC)」を設置しています。幅広い学びと進路に対応するISC、高度な理数研究に取り組むMSTC、海外大学進学を視野に入れたICと、それぞれの目標に応じた学びを展開しています。

進学実績についても紹介がありました。2026年春の卒業生のうち5名が東京大学に合格。早稲田大学や慶應義塾大学の総合型選抜でも高い実績を残しています。また、海外大学への進学者も毎年多数おり、英語をゼロから学び始めた生徒が世界トップレベルの大学に進学した事例も紹介されました。

最後に、2027年度入試の変更点について説明がありました。4教科型入試では理科・社会を合計50分からそれぞれ30分で実施する方式に変更されます。帰国生入試・英語入試では、インターナショナルサイエンスクラスの面接が英語のみでの実施となります。

内田先生は「変化の激しい時代だからこそ、みずから問いを立て、多様な人と“共創”しながら行動できる力を育てたいと考えています」と話し、説明会を締めくくりました。