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学校説明会レポート

学校説明会レポート

八王子学園八王子中学校

2026年7月21日(火)

創立100周年へ、学校生活をより豊かにする新たな挑戦

八王子学園八王子中学校・高等学校は、1928年に市川英作を中心とする地元有志によって設立された多摩勤労中学を前身とする歴史ある学校です。戦後の学制改革を経て1948年に八王子高等学校が発足し、2012年には八王子中学校を開校して中高一貫教育を開始しました。創立以来の伝統を大切に受け継ぎながら、時代のニーズに応じた教育を実践しています。

オンラインで行われたこの日の説明会では、最初に、募集広報部部長の波平慎太郎先生が、2028年に迎える学園創立100周年に向けた取り組みについて紹介しました。その一つが制服のリニューアルです。今年4月の入学生から、中学・高校ともに新制服を導入し、ブレザーを基本に、ポロシャツやハーフパンツ、セーター、ベストなどを自由に組み合わせられるスタイルとなりました。夏服・冬服の区別をなくし、気候や一人ひとりの好みに応じて着用できるほか、自宅で洗濯できるなど機能性も高められています。学校生活を支える環境整備も進められており、昼食は月曜日から金曜日までスクールランチを提供しています。さらに、今年中にはカフェテリアのリニューアルも完了するそうです。

続いて、同校の教育の特色として、「スクールミッション」「探究ゼミ」「戦略的な語学教育」「多様なクラス編成」の四つが紹介されました。

まず、同校のスクールミッションは、「人格を尊重しよう」と「平和を心につちかおう」の二つです。このスクールミッションの背景には、太平洋戦争末期の八王子空襲があります。学校や生徒、保護者が大きな被害を受けた歴史を踏まえ、波平先生は「悲劇を繰り返さないためにも、一人ひとりの個性を認め合い、他者を思いやる心を育てたいのです」と説明しました。

次に「探究ゼミ」では、生徒がみずから課題を設定し、調査・研究からプレゼンテーションまでを行います。前期は学年ごとの共通テーマを通して探究の基礎を学び、後期は教員が開講するゼミで、学年の枠を超えて興味・関心を深めていきます。

一方、「戦略的な語学教育」では、ネイティブ教員による少人数授業を実施しています。海外研修も充実しており、中3は全員がオーストラリア研修に参加。中学修了までに英検®準2級取得を目標としており、その達成率は全国平均を大きく上回っています。波平先生は「中学段階で英語力の基礎を身につけることで、大学受験に向けても優位に学習を進めることができています」と、その成果について説明しました。

続いて、クラス編成について説明がありました。中学では「東大・医進クラス」と「特進クラス」の2クラス制を採用。学年ごとに成績に応じたクラス変更が可能で、高2・3では進路や目標に応じてコースを選択します。一人ひとりの成長や希望進路に合わせて学べる環境を整えていることも特徴です。

大学進学実績についても紹介がありました。2026年春は国公立大学の合格者数が過去最高を記録しました。東大・医進クラスでは3人に1人が国公立大学へ進学し、理系クラスでは2人に1人以上が国公立大学へ進学しています。また、指定校推薦枠は約500人分が用意されており、毎年、全体の2~3割の生徒が利用しているとのことです。多様な進路に対応できる態勢を整え、生徒一人ひとりの希望に応じた進路指導を行っていることが紹介されました。

最後に、2027年度中学入試の概要について説明がありました。入試では、「正規合格」と「スライド合格」の2種類を設けています。東大・医進クラスを受験し、合格基準に達した場合は東大・医進クラスの正規合格となり、基準に届かなかった場合でも、総合得点に応じて特進クラスへのスライド合格となる制度です。波平先生は「本校には多様な個性を持つ生徒が集まり、部活動も活発です。授業見学会では普段の授業の様子をご覧いただけます。また、9月の八学祭では、生徒たちの生き生きとした姿が感じられます。ぜひ本校に足を運び、ご自身でその魅力を体感してください」と受験生や保護者に呼び掛け、説明会を締めくくりました。