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学校説明会レポート

学校説明会レポート

鶴見大学附属中学校

2026年7月23日(木)

「感謝を忘れず、真人(ひと)となる」を礎に、禅の教えを生かして基礎学力と人間力を育む

横浜市鶴見区にある鶴見大学附属中学校・高等学校は、曹洞宗大本山總持寺(そうじじ)を母体とする男女共学の中高一貫校です。建学の精神に「大覚円成」と「報恩行持」を掲げ、これを「感謝を忘れず、真人(ひと)となる」ということばで表しています。50万m²にも及ぶ敷地内には、福井県の永平寺と並ぶ、曹洞宗の二大本山の一つ、總持寺のほか、鶴見大学や歯学部附属病院、附属幼稚園などがあり、大学との連携を生かしたキャリア教育も特色の一つです。

この日のオンライン説明会では、まず入試広報部の阿部未来先生が、建学の精神について説明しました。「感謝を忘れず、真人(ひと)となる」ということばの下、禅の教えが学校生活の随所に息づいていることを紹介し、生徒たちは日々の学校生活を通して人間性を育んでいると語りました。

中学は、難関大学進学をめざす「難関進学クラス」と、中堅大学進学をめざす「進学クラス」の2クラス制です。進級時にはクラスの入れ替えがあり、一人ひとりが自分のペースで学力を伸ばせる仕組みが特徴です。その成果として、2026年は国公立大学に6名、早慶上理に17名、GMARCHに45名が合格しました。また、附属校の利点として、鶴見大学文学部の入学資格を保持したまま、他大学の一般入試に挑戦できる制度も設けられています。

続いて、教育の特色として「教科エリア+ホームベース型校舎」「禅の教え」「探究×教科横断×AI」「多様な学習サポート」の四つが紹介されました。

校舎は地下1階から4階までが教科ごとのエリアに分かれ、生徒は、大学のように、授業ごとに教室を移動します。一方、学校生活の拠点となる「ホームベース」は授業教室とは別に設けられており、阿部先生は「毎時間、みずから授業を受けに行く姿勢が自然と身につきます」と説明しました。こうした「教科エリア+ホームベース型校舎」は、主体的に学ぶ姿勢を育む同校ならではの学習環境です。

禅教育も同校の大きな特色です。毎日の朝礼・終礼では、椅子に座って行う坐禅「黙念」を実施するほか、1月には、例年約8割の生徒が参加する、希望制の「耐寒参禅会」も行われます。そのように禅の教えを日常生活に取り入れながら、心を整え、自分自身と向き合う時間を大切にしています。

一方、探究学習では、教科の枠を越えた学びを積極的に展開しています。たとえば、カイコを育てて糸を紡ぐまでを体験する「シルクプロジェクト」では、理科・家庭科・社会科を横断しながら学習を進めます。また、数学の知識を用いて弦の長さと音の関係を学ぶ授業なども行われています。

さらに、「グローバル(他者)」と「ローカル(自分)」を組み合わせた「つるふグローカル・カリキュラム」を展開し、多様な生き方をする人物を招いた講演会も実施しています。海外プログラムも充実しており、中3全員が参加する5泊6日の「オーストラリア語学研修」のほか、希望者を対象とした3か月間の「ターム留学」も用意されています。

学習サポートでは、生徒が自分に合った学習スタイルを選べる環境を整えています。科目ごとに先生に質問できる「教科メディア」、チューターが常駐し、教えあいもできる図書館、外部企業と連携したメンターが常駐し、勉強の仕方から教えてもらえる視聴覚室に加え、今年4月には私語厳禁の自習室棟が新設されました。パーテーションで区切られた個別スペースを備え、部活動後も、夜の7時半まで利用できます。

最後に、入試広報部の福嶋健一先生が2027年度入試について説明しました。入試は2月1日・2日・4日の3日間で実施されます。進学クラス入試は1日午前・2日午前、難関進学クラス入試は1日午後・2日午後・4日午前、公立中高一貫校との併願者向け適性検査入試は1日午前に行われます。複数回受験による優遇制度や、進学クラスと難関進学クラス間の「スライド合格」制度、英検®取得級に応じた加点制度も継続されます。

また、2027年度からは入試問題を見直し、受験生が基礎力を十分に発揮しながら、じっくり考えられる分量へと変更する方針が示されました。福嶋先生は、過去問題を活用しながら対策を進めてほしいと受験生に呼び掛け、説明会を締めくくりました。