学校説明会レポート
金蘭千里中学校
2026年7月5日(日)
「自由に、欲張れ。」の理念の下、
好きなだけ挑戦できる学校
昨年の創立60周年を機に、金蘭千里中学校・高等学校では教育改革を進め、「自由に、欲張れ。」を新たなスローガンに掲げています。広報部長の中村聡太先生は、「教育改革を進めることで、金蘭千里はより自由で、たくさんの選択肢がある学校になりました。勉強だけ、部活動だけ、行事だけではなく、生徒一人ひとりが興味や関心のあることに好きなだけ挑戦し、充実した6年間を過ごしてほしいという思いを込めています」と語ります。
そして同校の自由は、「見守りのある自由」「支えのある自由」であることも強調されました。信頼関係を重視する「私塾」「道場」の理念の下、相談しやすいオープンな職員室づくりを進めるほか、スクールカウンセラーや学校生活アドバイザー、進路アドバイザーを配置し、複数の教職員が連携して生徒を支える体制を整えています。
同校の教育の大きな特徴は、1クラス約30人という少人数制での手厚いサポートと、毎朝実施する20分テストです。定期テストは行わず、2週間ごとの学習内容を毎朝のテストで確認しています。生徒の理解度をこまめに把握し、必要に応じて補習や個別指導につなげることで、基礎学力の定着を図ります。そのほか、AIを活用した個別の課題配信も取り入れ、生徒一人ひとりの理解度に応じた学習支援を行っています。
「本物」に触れる学びの機会も多くあります。学年ごとに宿泊を伴うキャンプや自然研修を実施。30年間続くイギリス海外研修(高1希望者)では、名門パブリック・スクールの寄宿舎に約2週間滞在します。2027年春季からは、希望者を対象としたフィンランド・エストニアSDGs研修が新たに始まる予定です。
豊富な選択肢を用意し、
生徒の主体性を高める
「自由に、欲張れ。」ということばを象徴するように、生徒が挑戦できる選択肢は豊富です。クラブ活動は25種類あり、活動日は週4日まで、最終下校時刻は午後6時と決められていますが、限られた時間のなかで学業との両立を図ることで、成果を上げる工夫や時間管理能力を身につけています。
長期休暇中には、「サマーコース」(2週間)、「ウィンターコース」(講座により期間は異なる)、「スプリングコース」(6日間)の講習があります。ウィンターコースは選択制となっており、「スキー・スノーボード合宿」「医療・救急ワークショップ」「英語インテンシブ講座」「プログラミング講座」など多彩な講座がそろっているほか、自宅学習や登校自習を選ぶこともできます。
さらに、昨年からは高1・2の希望者を対象とした「探究部」がスタートしました。教員が設定したテーマのなかから、生徒が興味のあるものを選び、放課後に行われるゼミで約1年間活動します。現在は約30のゼミが開講され、対象学年の約半数の生徒が参加。大学や企業と連携した本格的な探究活動に取り組んでいます。
2027年度入試についての話もありました。前期A4(4科)入試の算数では、理由を問うなどの記述式の問題は今年度より出題されないことが説明されました。
最後に中村先生は、「金蘭千里には、『支え』と『選択』、そして力を磨く『土台』があります。これからも変化し続けながら、さらに魅力ある学校づくりを進めていきたいと考えています」と締めくくりました。