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学校説明会レポート

学校説明会レポート

藤嶺学園藤沢中学校

2026年7月23日(木)

日本人としてのアイデンティティを確立し、グローバル社会で活躍できる男子を育成

藤嶺学園藤沢中学校・高等学校は、1894年に創設された時宗総本山清浄光寺(遊行寺〈ゆぎょうじ〉)の僧侶養成機関「時宗宗学林(じしゅう しゅうがくりん)」を前身とする男子校です。「勇猛精進」「質実剛健」を建学の精神に掲げ、打たれ強く、自分の力で人生を切り開いていける「一本筋の通った男子」の育成をめざして、中高教育を展開しています。

この日のオンライン説明会の冒頭、校長の林学先生は、キャンパスが遊行寺の境内にあることに触れました。「生徒には登下校時、本堂に向かって一礼する習慣があります。『阿弥陀如来さまに守られている』と感じることで、物事に果敢に挑戦する勇気や希望を得ています」と話しました。

男子校の良さについては、「男女で成長の速度に差がある思春期に、男子に合わせた教育を受けることができます。異性を意識せず、素直な自分を表現できる、臆せず勉強に集中できる、失敗を受け入れる雰囲気のなかで、飾らない自分でいられるといった良さもあります。本校は、誰もが個性を発揮できる環境です」と強調しました。

教育の柱に据えているのは、「仏教」「茶道」「剣道」「陶芸」などの日本文化と、「グローバル」「探究」「高大連携」「ICT」の4領域です。林先生によると、宗教教育は「濃くもなく、薄くもなく」取り入れているとのこと。中1では遊行寺のお上人でもある理事長による講話、中3では時宗の僧侶による「道徳宗教」の授業を行っています。加えて中3では、同校のルーツである時宗の開祖・一遍上人が悟りを開いたとされる、和歌山県田辺市本宮町にある熊野本宮大社を訪ね、熊野古道や熊野三山を巡る「熊野研修旅行」を実施します。仏教校としての歴史や伝統に触れ、同校の原点を学ぶ機会となっています。

また、「日本を知り、世界で羽ばたく」をモットーに、中1から高2までの5年間は、茶道と剣道が必修です。高2では陶芸にも取り組み、日本人としての意識とアイデンティティーを養い、将来、国際社会で活躍するための素地を身につけます。なかでも茶道は、品格や礼儀を体得し、おもてなしの心を養う学びと位置づけており、その集大成として、中3では「卒業茶会」、高2では「修了茶会」を開催します。「修了茶会」では、生徒が陶芸の授業で制作した茶器でお茶を点て、保護者に振る舞います。

希望者を対象とした語学研修旅行も充実しています。高1では、夏休みにオーストラリア、高2進級前の春休みにニュージーランドでそれぞれ2週間の短期語学研修を行います。このほか、中3の冬期は3か月限定のターム留学、高1の1月からは3か月・6か月・9か月選択のターム留学もあります。

続いて、入試対策部長の間藤大介先生が学校生活について説明しました。まず、探究学習では、中1で「好きなものを見つけよう」、中2で「日本文化を知ろう」をテーマに、校外での自主研修に取り組みます。中3では、自分が関心を持った事柄について1年間研究し、6000字の卒業研究レポートにまとめます。間藤先生は「本当に好きなことがある生徒は、非常に熱心に取り組みます」と話しました。

体育祭や藤嶺祭(文化祭)も、生徒が主体となって運営します。間藤先生によると、「行事に真剣に向き合うなかでは、仲間とぶつかることもあります。その経験を通して、主張すべきことと、譲るべきことを考え、協調する姿勢を学びます。その経験は、社会に出てから必ず役立ちます」とのこと。「学校生活ではさまざまなことに前向きに取り組み、6年間を彩り豊かなものにしてほしいと考えています」と続けました。

学習・進路支援についても紹介がありました。中学校は1クラス35名、1学年3クラスの少人数編成で、生徒一人ひとりに目の行き届く指導を行っています。放課後学習では、大学生メンターが平日は19時まで、土曜日は18時まで生徒の学習を支えます。

さらに、中3全員が参加する勉強合宿や、課題などをしっかり提出できなかった生徒を対象とした指名制の補講「特別学習指導日」も設けています。高校では、曜日ごとに科目を変えて行う放課後の特別補講に加え、大学説明会、進学講演会、大学出張講義など、さまざまな進学支援プログラムを実施しているそうです。