学校説明会レポート
狭山ヶ丘高等学校付属中学校
2026年7月27日(月)
少数精鋭で基礎学力を着実に育み、伸び続ける学力データが示す8年目の成果
今年、新理事長として齊藤正明氏が、新校長に関口恭裕氏が、それぞれ就任した狭山ヶ丘高等学校・付属中学校は、新体制の下で新たな一年をスタートさせました。この日のオンライン説明会では、渉外部長の渡邉圭輔先生が、教育方針や今春卒業した8期生の進学実績などについて説明しました。
同校の前身は、1950年に近藤ちよ先生が埼玉県飯能町(現・飯能市)に創設した飯能高等家政女学校です。1960年に入間市へ移転して共学化し、狭山ヶ丘高等学校となりました。その後、2013年に付属中学校を開校し、中高一貫教育を開始しました。説明会の冒頭で渡邉先生は、教育基本法第1条の条文を紹介しながら、「人や社会に貢献できる自律した人材の育成」が教育の使命であり、本校ではその理念を「自学自習の姿勢の確立」ということばで表現していると説明しました。
中高6年間の学びは、2年ごとに三つの段階に分かれています。中1・2の「基礎力充実期」では、朝ゼミや小テストを通して学習習慣を定着させるとともに、標準より多い授業時間を確保し、基礎学力を養います。中3・高1の「学力錬成期」では、無理のない先取り学習や校内実力テストによるPDCAサイクルを実践し、加えて、中3で研究レポートの作成にも取り組みます。そして、高2・3の「進路実現期」では、文理別カリキュラムの下で個別指導や進路ガイダンスを行い、一人ひとりの進路実現を支えています。内進生は、基本的に最難関国立大学への進学をめざすⅠ類への進級を目標としているそうです。
続いて、渡邉先生は「ぜひ注目していただきたい」と、ベネッセの学力推移調査の結果を紹介しました。現在の中3生は、中1の第1回(2024年4月)の平均偏差値が42.4。そこから、中3第1回では47.6へと5.2ポイント上昇しています。現中2生も入学時から5.8ポイント伸びており、「首都圏では上位の伸長率です」と説明しました。
今春卒業した8期生41名の進学実績についても紹介がありました。それによると、国公立大学に10名、早慶上に5名、GMARCHに18名が合格しています。渡邉先生によると、「例年、卒業生の2割5分から3割程度が国公立大学へ進学している」とのこと。「こうした結果は、日々の学習の積み重ねによるものです」と続けました。
学習を支える体制も充実しています。朝ゼミ・放課後ゼミをはじめ、夏期講習・冬期講習、英検®対策講座、定期小テストはいずれも申込制で無料です。放課後には中学生専用の自習室も開放しています。ICT環境では、ノートパソコンとプロジェクターを活用した授業に加え、教育機関向け統合型クラウドツールを利用してオンラインゼミの開講や連絡、課題配信を行っています。さらに、2025年度からはオンライン学習サービスを導入し、学校と家庭の双方で学習を支えています。
探究活動も同校の特色です。中1・2では専用農地で週1回の農作業を体験し、収穫した野菜は自宅へ持ち帰ります。また、中1から中3まで実施する軽登山や、JAXA筑波宇宙センター、城ヶ島などを訪れる理科実習、鎌倉・小田原での校外学習など、実体験を重視した学びを数多く取り入れています。中3では8~10名のゼミごとに教員が指導に当たり、「KP(紙芝居プレゼンテーション)法」を用いて論点を整理しながら、4000字を超える論文の執筆に挑戦します。研究レポートは約1年をかけてまとめ、後輩や保護者を前にポスターセッション形式で発表します。渡邉先生は「途中で苦労する生徒もいますが、粘り強く取り組む過程で、生徒たちは学ぶ意義や達成感を実感します」と説明しました。
最後に、2027年度入試について説明がありました。入試は1月10日の第1回から2月5日の第4回まで全4回実施し、4科(国語・算数・理科・社会)・2科(国語・算数)・1科(算数)から受験科目を選択できます。また、2026年度から導入された資格検定優遇制度は2027年度も継続され、英検®・漢検®・数検®の4級以上を取得している受験生には、取得級や受験科目数に応じて加点されます。詳しくは最新の募集要項をご確認ください。

最寄りの西武池袋線「武蔵藤沢」駅からは徒歩13分。JR川越線・東武東上線「川越」駅など複数の駅から無料のスクールバスが利用できます