学校説明会レポート
茗溪学園中学校
2026年7月24日(金)
多様な学びのなかで「探究力・国際感覚」を育み、寮生活で「生きる力」を培う
筑波大学の前身である東京教育大学の同窓会「茗渓会」によって、1979年に創立された茗溪学園中学校高等学校。自然と都市機能とが調和する筑波研究学園都市に位置し、周辺には筑波大学をはじめ、多くの研究機関が集まっています。
この日のオンライン説明会において、入試広報部の石澤裕佳先生は、最初に、建学の理念である「人類ならびに国家に貢献しうる『世界的人材』の育成」について、知・徳・体の調和と創造的思考力を重視していることを紹介。さらに、自分自身と他者、社会の三者のWell-Being(幸福)の実現を希求し、多様化する世界を力強く、しなやかに生き抜く人材の育成をスクールミッションとしていると説明しました。
創立以来、帰国生や留学生の受け入れにも積極的です。全校生徒約1700名のうち、5人に1人が帰国生(約330名)、もしくは留学生(約80名)です。帰国生など英語が得意な生徒を対象とした英語取り出し授業「英語特別クラス(EEC)」や、日本語の授業に不安のある生徒を支援する「放課後学習サポートOASIS」を設け、一人ひとりの学習ニーズに応じたサポートも行っています。
理数教育にも力を注いでおり、2011年から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校となっています。その学びの柱が、高2で取り組む「個人課題研究」です。自然科学に限らず、社会科学や人文科学など幅広い分野からテーマを設定し、1年をかけて調査・研究を進めます。その成果は「17歳の卒論」としてまとめ、筑波大学の教員など専門家の前で発表します。
なお、これまで、中学校は「ジェネラル(MG)クラス」(4クラス)と「アカデミアクラス(AC)」(2クラス)で構成されていましたが、来年度からはMGクラスを一つ減らして3クラスとし、新たに「ケンブリッジインターナショナルクラス(IC)」(1クラス)を設けます。
このうちMGクラスは、探究活動や本物に触れる体験を重視し、多様な経験を通して自分らしい進路を切り開きます。一方、より深い学びを重視するのがACクラス。数学では定義に基づいて定理や公式の成り立ちを考察したり、英語では多義語の文脈に応じた意味を探ったりするなど、論理的思考力と学力を伸ばします。そして、新設されるICでは、ケンブリッジ国際教育プログラムから高校の国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)へとつながる国際教育を展開。英語を学ぶだけでなく、英語・数学・理科・社会を「英語で学ぶ力を育む」ことが特色です。
部活動も盛んで、男子はラグビー、女子は剣道を校技としています。特にラグビー部は中学・高校ともに全国レベルの実績を誇ります。また、学校行事も多彩で、6月に開催される桐創祭(文化祭)にはたくさんの来場者が訪れます。
一方、生徒の学校生活を支えているのが、茗溪学園寮「Meikei Dorm」です。そこには留学生を含め、国内外からさまざまなバックグラウンドを持つ生徒が集まっています。夜間は寮長やハウスマスター、住み込みの看護師が、日中は寮母や非常勤の日直が生活を見守ります。仲間と切磋琢磨しながら共同生活を送る環境が整えられています。
最後に、石澤先生から2027年度入試について説明がありました。筆記試験は11月14日、12月19日、1月11日・23日の計4回。全員面接は国際生・推薦入試・ICのみで実施され、1月11日の第2回一般4科や1月23日の第3回一般総合では寮生のみ面接があります。各入試の受験資格などの詳細は、募集要項で確認してください。

JR常磐線「ひたち野うしく」駅、つくばエクスプレス「つくば」駅からキャンパスまで直通のスクールバスを運行しています。そのほかにも、守谷コース、坂東コース、石下コース、下館コース、江戸崎コースの5路線があります。