学校説明会レポート
獨協埼玉中学校
2026年7月31日(金)
2027年度入試で「英語資格入試」を新設。体験を重ね、「自ら考え行動する力」を育む
東京・文京区にある獨協中学校・高等学校(男子校)を兄弟校とする共学校として、1980年に埼玉県越谷市に開校した獨協埼玉高等学校。2001年に中学校を開設して中高一貫校となり、今年で26年目を迎えました。最寄りの東武スカイツリーライン「せんげん台」駅からバスで約7分の場所に位置し、東京や千葉から通う生徒も少なくありません。
この日のオンライン説明会では、最初に、教頭の酒井直樹先生が、教育理念である「自ら考え、判断し、行動することのできる若者を育てる」について紹介しました。その理念の下、同校はコース制を設けず、幅広い学びを通して進路を考える教育を展開しています。高校では、高1は中入生・高入生がそれぞれ約160名ずつ在籍し、ホームルームは別編成ながら、部活動や学校行事は一緒に活動します。高2で中学からの内部進学生と高校からの入学生が合流したうえで文理に分かれ、高3では国公立大学や多科目受験に対応する「文系Ⅰ」「理系Ⅰ」、私立大学一般入試をめざす「文系Ⅱ」「理系Ⅱ」、高大連携プログラムを履修して獨協大学への推薦資格が得られる「獨協コース」の5コースに分かれます。
中学では、1年間を通して取り組む「総合学習」を実施しています。中1の「ネイチャーステージ」では近隣の田んぼで田植えから稲刈りまでを体験し、収穫したお米を試食します。中2の「キャリアステージ」では獨協大学の見学や職業講話を通して、働くことへの理解を深め、中3の「ボランティアステージ」では夏休みに生徒自身が見つけたボランティア活動に参加します。
英語教育では、中2の宿泊行事「イングリッシュキャンプ」で、英語をコミュニケーションの道具として体感するほか、1年間で教科書を5回繰り返して学ぶ「5ラウンドシステム」を導入し、英語への理解を深めています。さらに、ニュージーランドの姉妹校との交換留学や、高校でのドイツ・オーストラリアへの隔年派遣、イギリス語学研修、ニュージーランドでの約2か月間のターム留学など、国際交流の機会も豊富です。高校では第二外国語としてドイツ語も履修できます。
学校生活も充実しています。部活動の加入率は9割を超え、体育祭や文化祭は生徒主体で運営されます。放課後は、自習室のほか、学習や進路の相談ができる「SLC(Self Learning Center)」を利用できます。長期休暇中には希望制講習、定期試験前には指名制補習も実施されます。また、昼食はお弁当を持参するか、パンやおにぎりの自動販売機で購入できるほか、スクールランチサービス「PECOFREE(ペコフリー)」をLINEで注文することもできます。
進路指導では、併設大学への推薦制度と外部大学受験の両方に対応しています。今春の卒業生について見ると、併設大学(獨協大学・獨協医科大学・姫路獨協大学)への進学者が18%、他大学が69%、その他が13%でした。併設大学への推薦には、第一志望として出願する「単願推薦」と、推薦資格を保持したまま他大学にも挑戦できる「併願推薦」の2種類があります。酒井先生によると、外部受験を選択する生徒も多く、進学校としての色彩が強いとのこと。また、獨協医科大学には獨協高等学校と合わせて約10名の系列校推薦枠があり、今年度は3名が利用して全員が合格。一方で、早稲田大学や東京理科大学など難関大学への合格者も増えているとのことです。
最後に、2027年度中学入試について説明がありました。新たに導入される「英語資格入試」は、英検®4級以上の取得を出願条件とし、国・算の2科目で受験できます。さらに、英検®3級以上の取得者には15点が加点されます。酒井先生は「小学校段階から英語に親しんできた人にも入り口を広げたいと考えました」と新しい英語資格入試の狙いを説明しました。
最後に、酒井先生は「まずは本校へ足を運び、学校の雰囲気を感じていただきたいと思います」と呼び掛け、説明会や学校祭への参加を受験生と保護者に勧めました。

東京ドーム約1.7倍の広大な緑豊かなキャンパスには、野球場、サッカー・ラグビー場、テニスコート7面、二つの体育館、300mトラックなどがあります