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学校説明会レポート

学校説明会レポート

北嶺中学校

2026年7月11日(土)

少数精鋭の学びと手厚いサポートで、心豊かなリーダーを育成

札幌市清田区郊外に位置する北嶺中・高等学校は、1986年に中学校、1989年に高等学校を開校した、北海道初の完全中高一貫の男子校です。イギリスの全寮制パブリックスクールをモデルに、少数精鋭のリーダー教育を展開しています。

SAPIX代々木ホールで開催された説明会では、副校長の郷頭竜也先生が登壇。「本校は、1学年120名、全校生徒750名ほどの小規模校ですが、約400名が生活する寮には、道外からも300名ほどが集まっています。『北嶺ファミリー』といわれる温かい雰囲気の下、全国から集まった仲間が切磋琢磨し、教員に見守られながらさまざまな挑戦を重ねています」と紹介しました。

今春は東京大学に9名が合格し、そのうち7名が寮生でした。また、7名のうち2名は最難関の理科三類への合格です。郷頭先生は「理科三類合格者のうち1名は、前年に理科二類へ進学した後、独学で再挑戦した卒業生。もう1名はラグビー部のキャプテンを務めた現役生です。学校と寮での勉強を中心に、ここまでの結果を出せたのは、本校のサポート体制が整っている証しだと考えています」と話します。また、私立を含めると、医学部医学科の合格者は延べ68名に達します。医学部受験の地域枠制度については、札幌医科大学や旭川医科大学などの道内の大学に加え、保護者の居住地域の地域枠にも出願できるなど、進学の選択肢が広がるのも強みです。

卒業生の活躍についても説明がありました。創立40周年を記念して新設された図書館のデジタルアートを手がけた「チームラボ」共同創業者の堺大輔氏や、京都大学卒の落語家・春風亭いっ休氏をはじめ、医療や法曹ばかりでなく、さまざまな分野に人材を輩出しています。郷頭先生は「各分野で活躍する卒業生が増え、その経験や知見を在校生へ還元できる態勢が整っています」と語りました。

こうした卒業生とのつながりも生かし、進路指導では、東京大学教授による全校講演会や、東京の大学見学ツアーなど、多彩なプログラムを実施しています。さらに、全員参加型の九つの探究型プロジェクトも展開。最先端医療を学ぶ「メディカルスクール」、法学への理解を深める「ロースクール」、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などアメリカの名門大学を訪れる「グローバルプロジェクト」、経営や金融について学ぶ「ビジネススクール」、北海道の自然や歴史に触れる「HOKKAIDOプロジェクト」、芸術・芸能を通して感性を磨く「北嶺カルチェラタン」などがあります。このうち「グローバルプロジェクト」については、来年度からベトナムなどを訪れる東南アジアコースとの選択制も検討しているとのことです。本物に触れ、実社会につながる学びを重視しています。

学習面では週6日制を採用し、主要3教科(英語・数学・国語)で公立中学校の約1.8倍の授業時間を確保しています。カリキュラムでは、英語・数学・国語に加えて物理・化学でも先取り学習を今年度から導入。来年度からは、理系の生徒も大学入学共通テストの社会で公民を選択できるようになります。

開校以来、柔道とラグビーを全員必修の校技としていることも特色で、現高3生は全員が柔道初段(黒帯)です。このほか、初心者向けの手稲山から北海道最高峰の旭岳まで段階的に挑む全校登山も実施するなど文武両道を実践しています。

説明会では、学校に併設されている「青雲寮」についても詳しく紹介されました。寮では、学習・生活の両面から寮生を支えています。全寮生のお母さん代わりの寮母さん、看護師の資格を持つ養護教諭2名が常駐し、生徒の体調を管理。年5回の定期試験ごとに部屋替えを行い、成績や生活態度が優秀な生徒にはスイートルームを与える制度も設けています。また、夜7時から11時までの学習時間には、北海道大学や札幌医科大学の医学部などに通う約40名の北嶺OBチューターが毎日、交代で指導に当たります。生活面でも、フィンランド式サウナや展望大浴場、ボルダリングウォールなど、特色ある設備が整えられていることが紹介されました。

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