学校説明会レポート
横浜雙葉中学校
2026年7月8日(水)
創立126年の歴史を刻む山手の丘で
個性と可能性を育む学びを展開
横浜・山手の丘に立つ横浜雙葉中学高等学校は、「徳においては純真に 義務においては堅実に」を校訓とするカトリックの女子校です。
説明会は、木下庸子校長のあいさつから始まりました。木下先生は、校内に植えられた開花時期の異なる桜に触れながら、「生徒もそれぞれ個性や成長の時期が異なります。わたしたち教員は、生徒一人ひとりの良さを生かしながら、隣で、同じ方向を見て、励まし、支える“伴走者”でありたい」と語りました。
続いて、教頭補佐の吉田敦子先生が学校の概要と教育理念を紹介しました。1学年は約180名で、雙葉小からの内部進学が約80名、中学からの入学者が約100名です。朝夕のホームルームでは、教室で短い祈りの時間を持ち、心を一つにして落ち着いた学校生活を送っています。キリスト教的価値観に基づく心を育てる教育を通して、生徒たちは「自身を深め、高め、人とかかわり、世界をつなぐ生き方」を身につけていきます。「学校では、心を豊かにし、生徒自身が学び取ることのできる体験や環境を数多く用意しています」と説明しました。
6年間の体験と探究を重ね
自分の進路と未来を切り開く
続いて、広報部長で英語科教諭の東田敬史先生が、6年間を通した教育内容について説明しました。総合学習では、中1で対話やプレゼンテーションなど探究の基礎を学び、中2は自然との、中3は社会とのかかわりを体験します。高1ではNGO活動、高2では自由テーマによる探究、高3では大学の志望理由書を作成し、自分と社会、自分と将来とのつながりを考えていきます。
地球市民教育として、隣接するサン・モール・インターナショナルスクールとの交流をはじめ、シンガポールやマレーシアの姉妹校との交流や、カンボジア、オーストラリア、アメリカ、タイでの研修を実施しています。教科学習では極端な先取りは行わず、基礎を重視。中3からは英語・数学で習熟度別授業を行うほか、補習や発展講座も設けられています。
卒業後の進路は文系・理系がおおむね半数ずつです。1学年約180名のうち約3分の1が年内に推薦等で進路を決定し、約3分の2が一般入試へ進みます。東田先生は「上智大学にはカトリック校を対象とした推薦制度があり、一定の成績条件を満たせば人数の上限なく出願できます。毎年15~20名程度がこの制度を利用して進学しています」と説明しました。
2027年度の一般入試は、1期を2月1日午前に、2期を翌2日午前に実施します。いずれも4教科で、総合点によって判定します。両日受験者は、2期のボーダーライン付近で考慮されるとのことです。
閑静で緑豊かなキャンパス。3室の理科実験室や蔵書数約6万7000冊の図書館など、6年間の学びを支える施設が整っています