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学校説明会レポート

学校説明会レポート

東京都立白鷗高等学校附属中学校

2026年7月28日(火)

「探究型学習」「日本の伝統文化理解教育」「国際理解教育」の三本柱で創造的な人材を育成

1888年に創立した東京府高等女学校を母体とする東京都立白鷗高等学校・附属中学校は、2005年に都立初の中高一貫教育校となりました。教育理念「開拓精神」の下、創造的なグローバル人材の育成をめざしています。

この日のオンライン説明会で、校長の池戸成記先生は「本校では『探究型学習』『日本の伝統文化理解教育』『国際理解教育』を教育の三本柱とし、自己のアイデンティティの確立と多様性を尊重する精神を養い、『競争』と『協働』ができる創造的なグローバル人材の育成に努めています」と教育方針を紹介しました。

まず、「日本の伝統文化理解教育」では、日本の伝統や文化が色濃く残る地域性を生かした学びを展開しています。中1では「上野・浅草探検」を実施し、地域を巡った後、生徒自身が設定したテーマに基づいてフィールドワークを行います。学校設定教科「日本文化概論」では、日本の生活文化を学ぶほか、囲碁・将棋・書道・華道・日本音楽史などから二つを選択して学び、日本の伝統・文化への理解を深めます。さらに、高1の「総合的な探究の時間」では、浅草流鏑馬(やぶさめ)で的の管理を担当したり、鳥越祭でみこしを担いだりと、地域行事への参加を通して学びを深めています。

「国際理解教育」では、海外留学や海外研修旅行など、多様な国際交流の機会を設けています。中3では全員参加のアメリカ海外研修旅行を実施し、ホームステイや現地校交流、企業訪問などを体験します。高2では、生徒自身のプレゼンテーションによって行き先を決める海外修学旅行を実施しており、昨年はトルコとシンガポールに行きました。今後は、社会情勢を踏まえ、しばらく行き先を国外から国内へ変更する予定とのことです。このほか、希望者を対象としたパリの姉妹校交流プログラムやオーストラリア短期留学も実施しています。また、東京都教育委員会の「東京都の次世代リーダー育成道場」を利用し、毎年10名前後の生徒が約1年間の海外留学に参加しています。

英語教育も同校の特色です。現在8名のネイティブ教員が指導に当たっており、高校ではネイティブスピーカーとの1対1によるオンライン英会話も実施しています。また、学校独自の英語プログラム「HAPiE(Hakuo Academic Program in English)」では、社会課題をテーマに、英語で論文やエッセイを執筆し、プレゼンテーションにも取り組むことで発信力を養っています。一方、中2・3では第二外国語を必修とし、フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語から1科目を選択し、学びます。こうした学びの成果として、CEFR A2(英検®準2級相当)以上に達する生徒の割合は中学段階で80%を超えているそうです。

6年間を通して行う「課題探究型学習」も、同校の教育を支える柱の一つです。知的好奇心を原動力とした教科横断型の学びで、中1の地域探究から始まり、日本、そして世界へと視野を広げながら探究に必要なスキルを身につけます。高2では個人論文を完成させ、その研究成果を推薦型・総合型選抜にも生かし、東京大学やお茶の水女子大学などへの合格者も輩出しています。

こうした探究活動を支える環境づくりにも力を入れています。同校は東京都教育委員会が推進する「GE-NET20(グローバル人材育成校)」「Tokyo-IBLハイスクール事業」などの指定を受けています。さらに、2024年度からは「東京サイエンススクール」の指定も受け、理数教育を強化しています。なお、この「東京サイエンススクール」については、理系に特化するのではなく、生徒一人ひとりの興味・関心の裾野を広げることを目的としているそうです。

授業は月曜から金曜まで各45分の7時限制です。生徒たちの間で代々受け継がれてきた「辞書は友だち、予習は命」ということばの下、習熟度別少人数授業や卒業生チューターによる学習支援など、きめの細かい指導体制も整えています。

説明会の最後に池戸先生は、「いろいろな経験や体験を積み重ねながら、自分が将来どのような形で社会に貢献できるのかを考える6年間です。国内にとどまらず、世界の人々とつながり、世界の諸問題の解決に挑む『開拓精神』を持った生徒を育てたいと考えています」と締めくくりました。

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