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学校説明会レポート

学校説明会レポート

白百合学園中学校

2026年7月8日(水)

「心の教育」を柱に豊かな学びを実践し、未来を切り拓く女性を育成

創立145年を迎えた白百合学園は、生徒一人ひとりのかけがえのない個性と能力を豊かに伸ばし、地球社会に貢献できる女性の育成をめざすカトリック系ミッションスクールです。靖国神社に隣接する緑豊かで静かな環境に校舎を構えています。

SAPIX代々木ホールで開催されたこの日の説明会は、サピックス教育事業本部本部長の広野雅明先生による入試分析から始まりました。広野先生は、同校の入試問題が「考え方を書く力」を重視していることに言及し、「答えだけでなく思考の過程を評価する」出題方針が白百合学園らしい特色であると紹介しました。

続いて、校長の青木タマキ先生が登壇し、教育理念について説明しました。17世紀にフランスで設立されたシャルトル聖パウロ修道女会を設立母体とする同校は、「従順・勤勉・愛徳」の校訓の下、宗教教育を柱とした「心の教育」を実践しています。青木先生は「神様と人の前に誠実に生き、自分に与えられた命をどのように生かしていくのかを考えられる“心のエリート”になってほしい」と語りました。

また、女子校で学ぶ意義については、「男子の目を気にすることなく、自分らしく伸び伸びと学校生活を送ることができる」「伝統ある校風を守りながら、自立心やリーダーシップを育める」「さまざまな分野で活躍する卒業生が身近なロールモデルになる」ことなどを挙げました。生徒会活動や学園祭などでも、生徒一人ひとりが主体的に役割を担い、それぞれの能力や個性を存分に発揮しているそうです。

続いて、入試広報部長で英語科教諭の瀧澤裕子先生が、具体的な教育内容について説明しました。カリキュラムの最大の特色は、創立以来、中高6年間宗教の授業があることと、中学3年間は全員が英語とフランス語の両方を学ぶことです。

国語・数学・英語では頻繁に小テストを行い、ノートや問題集をこまめに確認します。「数学の部屋」「英語の部屋」などで個別指導をしたり、補習を行うなど、きめ細かく指導しています。一方で、高2・3を対象とした大学入試向け演習などのハイレベルな夏期講習も開講されます。そして、理科では、生物室、化学室、物理室、地学室を利用して、中学3年間で100種類以上の実験・観察を実施しています。実験・観察を通して実物を目にすることで得た感動は、「生きた知識」となり、毎回課されるレポートにより、書く力も向上します。

医療、法曹、情報工学(AI)、芸術など多岐にわたる「探究講座」も充実しています。大学や専門の先生方を招いたさまざまな出張講義が長期休みに開講されます。活躍する若い卒業生から、キャリアや受験の話を聞くことができる「インテリジェンスカフェ」も放課後に開催し、生徒たちの知的好奇心を刺激し、将来像を広げています。

地道な日々の教科学習に加え、国際教育プログラムなど、多彩な「探究的な学び」、そして高2の後半から行われる志望理由書や小論文添削、プレゼンテーションの実践練習が、高い進学実績につながっているのでしょう。

近年は理系志望者が文系志望者を上回る傾向が続き、医学系だけでなく工学や情報科学など、進学先も多様化しているそうです。指定校推薦のほか、多くの生徒は一般入試や総合型・公募制選抜に挑戦しています。「医療系に進む者は、命の尊さを実感し、感謝して生きるために手助けをしたいという強い志を持っています」という瀧澤先生のことばからは、愛と使命感を持って社会に羽ばたく白百合生たちの姿をうかがうことができました。

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