学校説明会レポート
東京家政大学附属女子中学校
2026年9月7日(月)
安心を糧に、挑戦と成長を後押しし、一人ひとりの生徒が思い描く未来を実現する
創立145周年を迎えた東京家政大学附属女子中学校・高等学校は、1881年開校の和洋裁縫伝習所を母体とし、東京裁縫女学校、渡辺女学校の時代を経て、1949年に現校名となった歴史ある学校です。「自主自律」を建学の精神とし、「愛情・勤勉・聡明」の三つを生活信条に据えています。中学3年間、毎日、ランチルームで生徒全員が会食するスクールランチを実施していることも特色の一つです。
この日のオンライン説明会で、今年4月に校長に就任した荒籾和成先生は、「未来のわたしを描く〜Create my future〜」をテーマに、同校の教育を紹介しました。荒籾先生は、 学校では、三つの生活信条のうち特に「愛情」を重視しているとし、「安心できる環境があるからこそ、生徒は一歩を踏み出して挑戦し、成長していける」と述べました。
同校が特に力を入れているのが、「ヴァンサンカン・プラン」と呼ぶキャリア教育です。これは、フランス語で「25歳」を意味する「ヴァンサンカン」にちなみ、大学を卒業した、その先にある25歳時点の理想の自分を見据え、中1では「自分を知る・学校を知る」、中2では「働くこと・社会を考える」、中3では「進路を考える」と、段階的に視野を広げていくプログラム。「未来ひろがる体験」「未来創造プログラム」「未来実現プログラム」の3本柱で構成され、二つ目の「未来創造プログラム」は、「グローバルコンピテンスプログラム(GCP)」と教科横断型の体験学習「Creative Learning」などから成ります。このうち「Creative Learning」は、実践的な学びを重視するプログラム。たとえば中2は、理科の授業のなかで天然酵母をおこし、大学の石窯でピザを焼く体験を行います。家庭科だけでなく理科や社会など複数の教科を横断し、仲間と試行錯誤しながら学ぶ探究的な学びです。
また、「未来実現プログラム」の学習サポートでは、中学は生徒手帳を使ったスケジュール管理に加え、中学生は午後5時30分まで高校生は午後8時まで利用できる「My Study Room」があります。さらに高校では、予備校講師による進学特別講座を実施しているほか、学習スペースとして大学生のチューターが在室する自習室(My Study Room内に設置)が20時まで解放され、大学図書館も利用できます。2025年度からは、国公立・難関私大をめざす「Super Advancedコース」と、東京家政大学や難関・中堅私大への進学をめざす「Creative Learningコース」の新コース制もスタートしました。
続いて、入試広報部部長の笹原隆先生が、卒業後の進路や来年度の入試について説明しました。卒業後は、東京家政大学への内部進学が約4割、他大学への進学が約5割となっています。内部推薦(TKU=内部進学クラス対象)に加え、東京家政大学への合格を確保したまま他大学に挑戦できる併願推薦(SA・CAクラス対象)もあります。外部大学としては、お茶の水女子大学、東京都立大学、埼玉大学、東京理科大学のほか、GMARCHにも毎年10名前後が合格しています。なお、東京家政大学は就職率の高さで知られ、全国の女子大学でもトップクラスの実績を持ち、管理栄養士や保育士など専門資格も身につけやすい環境です。
2027年度入試は、2月に4日間、計6回実施される予定です。募集はAdvancedクラス60名(合格目安は7割)、Standardクラス90名(同6割)です。公立中高一貫校併願者向けの「適性検査型入試」や、英検®資格を点数化する「英検利用プラス1科セレクト入試」、聞き取り問題を含む「国語1科入試」など、さまざまな方式があります。1回分の受験料で複数回出願できるほか、得点に応じた特別奨学生制度も充実しています。
最後に、荒籾先生は「本校には、生徒が安心して過ごせる環境が整っています。実際に学校に足を運んでいただければ、その温かい雰囲気がよく伝わると思います。10月24・25日には緑苑祭(文化祭)も予定しています。こうした機会を利用して、一度、お子さんと一緒に学校を見学してください」と呼び掛けました。
JR埼京線「十条」駅から徒歩5分。都心からも埼玉方面からもアクセスしやすい、緑豊かなキャンパスです