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学校説明会レポート

学校説明会レポート

桜美林中学校

2026年9月8日(火)

変化する時代に向けて、価値を創る人を育てる「コンパス型」の教育を推進

桜美林学園は、キリスト教宣教師・清水安三が、派遣先の中国で、貧困に苦しむ子どもたちの自立を促すため、1921年に北京に設立した「崇貞学園」を前身としています。「キリスト教精神に基づく国際人の育成」を建学の精神に掲げ、他者の痛みに共感できる人間、国際社会に目を向け、世界に貢献・奉仕できる人間の育成をめざしています。

この日の説明会であいさつに立った校長の堂本陽子先生は、これからの教育を考えるうえでの重要なキーワードとして「2040年」を挙げました。AIやデジタル技術の進化によって社会構造の大きな変化が予測される2040年を見据え、「子どもたちには社会を動かす主役となり、未来をつくっていく力を身につけてほしいと考えています」と語り、みずから問いを立て、新たな価値を創造する学びの重要性を強調しました。

その具体的な取り組みとして紹介されたのが、総合学習の時間を活用した探究プログラム「Obirin Neighbor Program」です。このプログラムでは、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育の手法を取り入れ、「Discover」(中1)、「Invent」(中2)、「Serve」(中3)、「Create/Empower」(高校)と、学年に応じたテーマを設定し、6年間を通して人や社会に活力を与える人材を育てていきます。

グローバル教育においても、5か国9校の姉妹校との交流を単なる異文化交流にとどめず、海外の仲間と協働しながら学ぶ「国際協働」の場へと発展させています。たとえば、高1対象の「グローバルリーダーシッププロジェクト」では、モンゴルでフィールドワークを行い、ドローンやデータサイエンスを駆使して環境問題に取り組む先進的な学びを展開しています。堂本先生は「前もって正しい答えを学び、効率的に目的地へたどり着く『カーナビ型』のこれまでの教育とは異なり、本校がめざすのは『コンパス型』の教育です。生徒一人ひとりが自分のコンパス(羅針盤)を持ち、仲間と共に、道なき道を進み、新しい世界を切り拓いていく。そのための推進力と、探究する希望を育む学びを大切にしていきます」と力強く結びました。

続けて、教頭の高下耕平先生が登壇し、「本校の教育の根底には、『学んで人に仕える』という意味の『学而事人(がくじじじん)』の精神があります。身につけた知識や能力を自分のためだけでなく、人のため、社会のために生かしていくことを軸とした教育活動を実践しています」と述べ、学校概要と教育内容について説明しました。中学校の生徒数は1学年約160人で、英語と数学では中2から習熟度別の少人数クラスを導入しています。高校では希望進路に合わせた3コース制を採用しており、教員が生徒一人ひとりの歩みにしっかり寄り添う指導が行われています。

創立以来、力を入れている国際理解教育では、中3全員が、オーストラリアのメルボルンでファームステイを体験する研修旅行のほか、海外姉妹校との交流や、7か国への多彩な留学プログラムが用意され、中3からはコリア語や中国語も自由選択で学べます。さらに、中国の北京外国語大学、マレーシアのテイラーズ大学、アメリカのカリフォルニア州立大学サンマルコス校に指定校推薦枠があるほか、高校での成績に基づく海外協定大学への推薦制度も整っているため、海外大学への進路を視野に入れる生徒も増えているとのことです。

最後に、入試広報部の平澤直寛先生から2027年度入試についての説明がありました。募集人員や日程に大きな変更はなく、2月1日の午前(2科・4科)と午後(2科)、2日の午後(2科)、3日の午後(2科)に「教科別入試」が、1日の午前と午後には文理融合型の「総合学力評価テスト」がそれぞれ実施されます。なお、教科別の午後入試には二つの時間帯が設定されており、当日、いずれかを選んで受験することができます。

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