学校説明会レポート
神戸海星女子学院中学校
2026年8月26日(水)
学び続ける力を養う6年間
「知の教育」「心の教育」が両輪
1951年に「マリアの宣教者フランシスコ修道会」によって設立された神戸海星女子学院中学校・高等学校。カトリックの精神の下、「真理と愛に生きる」を教育理念に掲げています。その理念を踏まえ、教育方針として掲げているのが「学び続ける力を養う6年間」です。冒頭で登壇した教頭の市川憲子先生は、「大学に進学するための勉強ではなく、生涯にわたって学び続けるマインドを育てています」と、同校がめざす教育について説明しました。
女子に合った学習指導も同校の特徴です。小テストを頻繁に行い、学習内容を着実に定着させる一方、自分のペースで伸び伸びと学べる環境も整えています。教育の柱として重視しているのが、「知の教育」と「心の教育」です。「知の教育」では、週6日制の授業や文理混合クラス、「TO DO LIST」の活用、習熟度別授業、多様な選択授業や体験型授業など、学び続けるための土台を築き、未来につなげるさまざまなプログラムを用意しています。
中学では、1週間の学習計画を立てる「TO DO LIST」や、定期試験ごとの学習計画表を活用し、学習習慣の確立を図ります。また、数学は中3から、英語は高1から習熟度別の少人数授業を行い、一人ひとりにきめ細かく対応しています。コース制を設けず、中高を通じて文理混合クラスで学ぶことも特徴の一つ。多様な進路をめざす級友から刺激を受けながら学ぶことができます。さらに、高2・3では、自身の目標や興味に応じて、多彩な選択肢の中から受講する授業を選べます。
きめ細かい進路サポートが充実
3人に1人が現役で国公立大学へ
教育のもう一つの柱である「心の教育」については、教頭の井上ふき子先生から説明がありました。祈る心を育てる「宗教教育」、国際性を育てる「グローバル教育」、奉仕の心を育てる「福祉教育」の三つを柱として実践しています。宗教教育では、神父様の講話を聞く「静修」などを行います。グローバル教育では、少人数の英会話授業や選択制のフランス語授業に加え、中3での異文化理解合宿、高2でのフランスへの修学旅行など、多彩なプログラムを通して国際感覚を養います。福祉教育では、ユニバーサル体験や特別支援学校との交流に取り組んでいます。「活動を通じて、他者のために自分を役立たせることが喜びになる体験を重ねます」と井上先生は話します。
進路サポートも充実しています。神戸大学などから講師を招いて講義を行う「出張授業」や、幅広い分野で活躍する卒業生から話を聞く「卒業生(社会人)による進路ガイダンス」など、多彩な機会を設けています。大学合格実績も好調で、2026年春は国公立大学に52名が合格しました。そのうち現役合格者は36名です。医学部医学科への合格者も増えており、今春は15名が合格を果たしています。
最後に、2027年度入試に向けた出願日程や手続き日程、加点制度の変更点について説明がありました。市川先生は「海星は一人ひとりの個性を大事に育てる学校です。ぜひ一度お越しいただき、生徒たちの様子を見てください」と呼びかけ、説明会を締めくくりました。