受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 浦和明の星女子中学校

合格した学校こそが、最も自分に合った学校

G.Hさん お子さんの名前 Mさん

 長女が浦和明の星女子中学に合格した後、次女は新小4からSAPIXに通い始めました。文系科目(国語・社会の暗記部分)がなかなか伸びず、文系科目の偏差値は長年45前後を推移していました。11月の最後のマンスリーテストでは、算数の出来が振るわず、文系科目の成績も低迷したため、偏差値44.6で下から4番目のクラスになってしまいました。

最後の追い込み期の取り組み:

①早寝早起きを徹底し、試験本番のリズムに慣れる

②志望校の過去問を毎日時間内に解き、間違えた問題を復習する

③解ききれない問題には執着せず、学習の質を重視する

④自分の強みと弱みを客観的に分析

・強み:算数・理科が得意、メンタルが安定している

・弱み:長期間の学習への持続力が不足


 その結果、1月10日の淑徳与野(医進コース)には合格しましたが、1月12日の栄東(東大特待・算数1科目)と1月14日の浦和明の星(1回目)には残念ながら不合格となりました。

 その後、浦和明の星の1回目の試験を詳しく分析したところ、合格ラインに非常に近い得点であったことが分かりました。落ちた原因として、2025年度の浦和明の星1回目の問題が例年と大きく異なり、理系科目が非常に難化し、合格者平均点が30点も下がったことが挙げられます。これは、理系が得意でもトップ層に届かない受験生には不利に働いたと考え、学習方針の変更はせず、そのまま継続することを決めました。

 2月1日・2日・3日に女子学院、豊島岡(1回目・2回目)を受験しましたが、残念ながらすべて不合格。特に手応えがあった豊島岡1回目を取れなかったことは悔しい結果でした。

 2月4日の浦和明の星2回目の試験前には、何度も娘を励まし、「親はどんな結果も受け入れる」「受験は学校と生徒の相互選択」「合格した学校こそが、最も自分に合った学校」ということを伝えました。

 そして、浦和明の星2回目に合格!

受験生と保護者の皆さまへ伝えたいこと:
①子ども一人ひとりに個性がある

・保護者は子どもの強みを観察し、伸ばし、弱みは受け入れ、正しく向き合うことが大切

②生活習慣を科学的に管理する

・体調管理も含め、受験勉強を無理なく続けられる環境作りが重要

③統計的な視点で問題分析を行う

・過去問・間違えた問題をしっかり研究し、データに基づいた学習を進める

④子どもの力を信じること

・最後まで諦めず、自分の実力を信じて挑戦する


 皆さまも自分に最も合った学校に合格できますように!

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