二月四日、僕の人生で最も喜んだ日となりました。
　話はさかのぼり、一月十日。栄東の受験当日。前泊して臨み、あまり緊張せずに試験を受けられ合格できました。ここで自信がつきました。
　そして迎えた二月一日、逗子開成の受験日。翌二日の栄光学園の試験を終えた後に、逗子開成の合格を聞いた時は、とても嬉しかったです。
　しかし、二月四日。悲劇が訪れます。前日の栄光学園に引き続き、浅野が不合格だったのです。自信があっただけにショックは大きかったです。
　そのときは、合否が分からないのはチャレンジ校だけであり、手応えもなく「神奈川の御三家に進学する夢も叶わないかも…」と不安と悔しさで頭がいっぱいでした。でも現実を受け止めようとしていた時、一本の電話がかかってきました。
　スマホの画面に表示されたのは「栄光学園」。なんと、繰り上げ合格を頂けました。家族みんなで大喜びです。このときの感情は「喜び」という言葉をはるかに超えていました。すぐサピックスへ連絡すると先生は一緒に喜んでくださいました。
　ここからは、これを読んでいる皆様への僕なりのアドバイスです。

①悔しさを原動力に…僕は小学四年生の七月にサピックスに入りましたが、その半年で悔しい思いをバネに偏差値を約20も上げました。悔しさは頑張る力になります。

②バランスよく勉強する…得意教科をさらに伸ばし、苦手教科をほうっておかずに克服する。バランスよく勉強することが大事だと思います。

③コアプラスをやろう…基礎固めにはコアプラスが役立ちます。今になって、もっとやっておけばよかったなあと後悔しています。

④よく寝る…勉強だけではなく、しっかり睡眠をとることも本当に大事です。

　最後に、僕に関わってくださった皆様、そしてサピックスの先生方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
　そして読者の皆様が、入試で全力を出せるよう応援しています。祈・合格！