受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 海城中学校

桜を咲かせるために

A.Iさん

 僕は4年生の時にサピックスに入った。当時は中学受験というものを知る機会はなかったので、初めて授業を受けたときはその難易度の高さにとても驚いた。だが初めて習うこともあり、授業がとても楽しく苦にはならなかった。
 時は移り新6年生の2月。体調を崩し、5か月間学校も塾も休む事態になってしまった。毎日が辛く、そんな自分を嫌いになってしまった。そして7月。久しぶりの塾で内容がとても進んでいて驚いたが、授業も夏期講習も楽しく集中することができた。
 1回目の合格力判定サピックスオープンで偏差値50まであげることができそこからも順調に進み、2月1日を迎えた。なぜか1月受験の時よりも緊張が少なく、自分に自信を持てたおかげかリラックスをして受験をすることができた。国語が少し難しく不安になったが算数と社会に手応えがあり「合格を頂けたら幸せ。」というような感じだった。
 そして合格発表の2月2日。ボタンを押すと合格だった。涙が出た。これは夢かと思った。どんな困難も乗り越えられるという人生の糧を自分で作ることができた。
 ここからは教科別にやるべきことを書いていこうと思う。
 算数はできないと不安になるかもしれないが、基礎をやっていれば解けるように入試問題はつくられている。まず苦手な分野を書き出し、1日少しでもいいからテキストを見直してみると不安は解消される。またこれは自分のやり方だが、弟や妹でも両親でも犬でも解き方を説明できるようにしておくと良い。(自分は空想の人間に話していた)国語は漢字や語彙などをやっておくと良い。理科と社会はコアプラスをやっておけば何とかなる。あと、あくまでこれは自分のやり方だが、コアプラスの答えを見てどんな内容の問題かを想像してみるとよい。
 僕が言えるのはこれくらいだが、失敗や挫折は合格への道のりとして考えればよい。言ってしまえば偏差値なんかあてにならない。努力してほしい。桜を咲かせるために。

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