受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

できるまでやればできる!

K.Aさん

 2月5日9時、ぼくは聖光学院の合格発表を見ることができた。SOの算数Bで偏差値29をとったことがあるほど算数が苦手なぼくが合格することは難しいだろうと思っていた母が、驚きで涙を流すほどの快挙だった。
 ぼくは新四年にサピックスに入室、クラスは一番上で、海城中を志望して勉強していたが、六年になり、先生からより上を目指してはどうかと提案され、第一志望を聖光学院に変更した。SS特訓は筑駒や開成を目指すコースに所属した。覚悟はしていたが、算数が今までの平常授業とは比べ物にならないほど難しく、理解するまでに3周もするような問題ばかりで大変な苦労を味わった。初見の問題は全くできず、わからなさすぎて、もうやりたくないと思うことも何度もあったが、そんな時は、理科の先生からもらった言葉である「できるまでやればできる」、社会の先生からもらった言葉である「根気命」を自分で唱えて言い聞かせ、毎週のSSの授業を乗り切っていった。秋の模試ラッシュが終了後、油断が生じたのか、12月には土特のコースやSS単科のコースが下がり、危機感を覚えた。冬から1月にかけてが勝負で、一番伸びる時期だと聞いていたので、覚悟を決めて冬期講習と正月特訓に臨んだ。冬期講習の演習では算数で13点を取ったりと、相変わらず心が折れるような日々が続いたが、そんなときも「できるまでやればできる」と思い直して、復習を続けた。1月中も今までできなかった問題を何度も復習。すると、1月のSSの演習では少し点数が上がってきた。そして迎えた本番。2月1日海城、2月2日聖光学院1回、2月4日聖光学院2回の算数は全て今までで一番の出来であった。「できるまでやればできる」これが合格できた一番の要因だと思う。サピックスの先生方、最後までご指導いただき、本当にありがとうございました。

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