僕は帰国生で、四年生から六年生まで海外で生活していたので、受験勉強はサピックス国際教育センターの授業を受けてひとり勉強するだけで、勉強面で頼れるのは父しかいませんでした。また自分の他に中学受験する子もいない環境で勉強しなければならなかったので、辛いことが多くありました。六年生になってからはサピックスの春期講習・夏期講習・冬期講習などを受講しました。そのおかげで、分からないところがあったら先生にすぐ聞いて解決することができ、 それまで抱えていた本当に第一志望校に合格できるのかという不安も解消できました。
　１月11日、聖光学院の入試当日、僕はこの日までに受けていた学校に全て合格していたこともあって、あまり不安もなく試験に臨むことができました。一時間目の国語は記述が少し不安でしたが、大きなミスもせずに終わりました。二時間目の算数は今年の帰国入試の中で一番の点数を取れたんじゃないかと思えるほど出来が良かったです。そして１月12日午前９時、合格発表の時間に画面を見たら、そこには「合格」の二文字がありました。しばらく何があったのかわからなかったのですが、今までの自分の努力が報われたような気がして、「嬉しい」の一言だけでは表せないほどの嬉しさでした。
　けれど、僕の中学受験の幕はまだ下りません。開成も受験してみたいと思い、２月１日に備えて平常授業・土曜特訓・ＳＳ特訓を受けました。そして２月１日、今までとは比べものにならないほどの人に圧倒されながら学校へと向かいました。正直合格した自信はなく、やはり結果は不合格でした。けれど、後悔はしていません。
　最後に皆さんに伝えたいことがあります。一つ目は、どんな状況でも絶対に諦めずに努力し続けることです。二つ目は、後悔しないように勉強することです。この二つを守れば、第一志望校合格に一歩近づくことができます！
　祈・合格