受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 雙葉中学校

12歳の闘い

A.Oさん

 2月2日、豊島岡の入試を終えた後、迎えに来た両親と一緒に少し離れたところに行き、第一志望の雙葉中の結果を見た。
 「合格となります。おめでとうございます。」
 ピンクの画面を見た瞬間、嬉しくて泣いた。雙葉に行きたくて、先生方に支えられながら、努力したことを思い出した。これまでの努力が報われた気がした。

 私は、2年生の夏期講習からサピに入った。当初は、勉強よりは楽しみ、という感覚で通っていた。4年生までは、成績は良かった。しかし、5年生の中ごろから、勉強を次第にやらなくなり、成績が下がっていった。6年生になった頃、勉強に身が入らない私を心配した両親がサピに相談して、私は先生と面談した。「もっと『作業力』をつけないと、合格はおぼつかないよ。」と言われた。そこで、目覚めた。そこからは、苦手な算数で分からなくても諦めずに図や式をとにかく書くようになり、成績がどんどん上がった。9月からは、復習に頼りすぎず、なるべくサピの授業中に吸収するようにした。また、全ての模試を、面接もある雙葉の入試本番で着るフォーマルな服を着て受けた。一問一問を大事に、小さな努力を積み重ねていった。1月31日まで、必死に頑張った。そして2月1日、その努力が実を結んだ。

 最後に、雙葉を目指す後輩たちのためのアドバイス。

①雙葉の入試問題は癖が強いので、過去問とSSは本当に大事。過去問は9月頃から毎日取り組んでおくと、12月頃から過去問の復習や2周目にあてる時間が沢山作れるので、9月頃から毎日やるのは大変だけど、頑張る。

②面接がある雙葉では入試本番でフォーマルな服を着るので、模試を、周りが普段着の時でも、本番と同じフォーマルな服装で受ける。普段は着ないフォーマルな服装に慣れることができるし、周りと違うことにも慣れるので、本番で動揺しにくくなる(これは特におすすめします)。

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