受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 桜蔭中学校

仲間と駆け抜けた受験

M.Oさん

 出会ったのは5年生の時。SAPIXの授業の終わりに話しかけられ、それからは、毎日がお祭りみたいだった。たくさんの友達と集まっておしゃべりしたときもあった。クラスはだいたい同じで、志望校も似ていた。仲間がいるとこんなに楽しいんだ! SAPIXに通うのも、さらに楽しくなった。
 相棒みたいだったわたしたちの関係が変わったのは、6年生の夏。夏期講習が始まり、毎日連続でSAPIXに通うのが、当たり前になっていた頃。前日に教わった内容が、翌日のデイリーチェックに出るようになったため、勉強の工夫や計画性が求められるようになった。わたしは、友達を目標に努力した。
 志望校別のコースが始まってからは、さらに強いライバル意識を燃やすようになった。志望校別コースは仲の良い友達も同じ。席順も成績によって変わるので、わたしは、負けたくない!と感じるようになった。しかし、そんな中で行われた、第4回合格力判定SOの結果が絶望的に悪かった。理由は明白だった。算数の成績不振。志望校を諦めようか、そんなふうに考えた時もあった。悔しくて、もどかしい思いもした。しかし、そんな時にもつぎのSS特訓で会える友達のことを考えている自分がいた。わたしが友達に、SOの成績が悪かったと伝えると、そんなの私もだよ!と笑い飛ばしてしてくれた。志望校を諦めずにまた頑張ろうと思えた、そんな励ましは自分への糧となった。
 迎えた冬期講習、正月特訓は本当に楽しかった。にぎやかというほどではなかったが和気あいあいとしていて、全員が受験に向かって一致団結しているように思えた。そんな環境の中で、わたしは大きく成長できたと思う。辛い時には励ましあったり、面白い時には笑い合えたり、お互いに高め合えたり、そんな仲間がいたことに感謝している。本当にありがとう!

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