２月１日の朝、私は結構前から風邪をひいていましたが、治りませんでした。昨日の先生からの激励電話を思い出しながら、試験会場に入っていきました。風邪はあまりひどくなかったですが、やっぱり少しは影響していたと思います。
　２月１日の夜９時、合格発表の時です。合格発表の前に、合格最低点が出ていました。２１９点。いつもの第一回試験よりも高くて不安でした。それ以上に算数の合格最低点を見て不安でたまりませんでした。57点。恥ずかしい話ですが、過去問を解いていても一回しか超えたことのない点数です。ダメだと確信して明日の準備をしようとした時、母が「合格している」と叫びました。あんなにダメだった自分が憧れの洗足に合格をもらえるなんて信じられませんでした。
　私は今まで、「あきらめないで頑張ればきっと合格できる」などと言っていた人は無責任だと思っていました。しかし、受験を終えてそれは本当なのだとわかりました。過去問があまりにも悪くてあきらめようと思ったことはありましたが、先生が過去問を見てポイントやアドバイスを書いてくださったおかげで最後まであきらめずに洗足を目指すことができました。過去問はぜひ先生に出してみてください。
　みなさん、桜が咲くには十分な寒さにさらされないといけません。そして、どんどん暖かくなって桜の花が咲くのです。みなさんが暑い夏に冷凍庫のような教室で勉強し、凍えるような冬に身を縮めて通塾するような過酷さの中、遊んでいる人たちが羨ましくなったことがあるでしょう。そのような時は、家族の熱い支え、先生の温かい言葉を思い出して、頑張ってください。あと、基本や志望校対策には本当に力を入れてください。サクラはきっと咲きます。