私がサピックスに通い始めたのは５年生からです。そのときはなんとなく始めて、「習い事」という感じが強かったです。私が受験を意識し始めたのは６年生の後期くらいで、そのころから第一志望の雙葉を目指すようになりました。しかし、５年生の時は（私にとって）上の方のクラスにいたのに、６年生になってから、クラスがじわじわと落ちていき、最終的にはブロックをこえて落ちてしまいました。主な原因としては、基礎トレや漢字などのコツコツやっていくものをやらなくなったのと、私は読書が趣味なのですが、新しい本（シリーズ系のもの）にはまってしまったことが考えられました。そして、さすがにまずい！と思い、（できるかぎり）努力した結果、少しだけ上のクラスに行くことができ、もとのブロックにもどることができました。
　そんなこんなで、いよいよ受験当日をむかえました。不思議なことに、当日は緊張することが全くなく、前日の方が緊張しました（笑）。（今までの経験から、自分で感じた手ごたえはあまり当てにならないのですが）時間配分をまちがえたかもしれない…というミス以外は特になく、手ごたえは、まぁまぁ普通。一番不安な感じでした。２月２日の夜に、香蘭、雙葉、白百合の順番で見ました。香蘭、合格。雙葉は…？ ドキドキする。ただ、雰囲気で察せられた。だめだった。泣きはしなかった。ショックで、あまりにも信じられなかったから。今までがんばってきたのに。白百合の結果を見るのがこわくなった。「合格」の文字が見えた。うれしかった。それ以外に何も考えられなくて、泣いた。受験について今までもっとできたことはあったと思う。でも、不思議と悔いはなかった。
　サピックスでの楽しい日々は私の宝物です。本当にありがとうございました。そして、白百合に行きたい人、がんばって！ 祈☆合格！