未来を期待される学校
(「25年10月」より転載/25年9月公開)
サレジアン国際学園
中学校高等学校
国際色豊かな環境で
次世代教育を行い、心の教育を通じて
「世界市民」となる“総合知”を育てる
所在地〒115-8524 東京都北区赤羽台4-2-14
交通JR「赤羽」駅より徒歩10分、東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道「赤羽岩淵」駅より徒歩8分
TEL03-3906-7551(募集広報部直通)
サレジアン国際学園中学校高等学校は、「21世紀に活躍できる『世界市民』の育成」をめざして時代に即した学校改革を進める一方で、前身のミッションスクールである星美学園から受け継ぐ「心の教育」も重視しています。世界各国に姉妹校を持つカトリック・ミッションスクールならではの国際色豊かな環境と、次世代教育を実践し“総合知”を育てる取り組みについて、校長の宗像諭先生に伺いました。
最先端の機能を持つ新校舎を建設中
新グループ「MEDICO(メディコ)」の
募集も開始
校長 宗像 諭 先生
広野 サレジアン国際学園中学校高等学校と改称して、今年で4年目を迎えました。共学化や国際化など、学校改革が進んでいますね。
宗像 現在は学校改革のセカンドステージに立っています。大聖堂横の本館跡地に新校舎を建設している最中で、物理・化学・生物の実験室や、専門的な研究が行えるサイエンスラボなどを新設し、都内屈指の設備・機材を整えます。
広野 新たな学び舎の誕生が楽しみですね。理数教育にはどのように力を入れていく予定ですか。
宗像 2026年度入試から新たに「MEDICO」という理系志向の生徒を育成するグループの募集を開始します。ここでは文理の垣根を超えて、研究者・探究者としての倫理観、正義観、思考や哲学を重視し、医学的・生物学的・科学的な立場から社会貢献できる人財の輩出をめざします。
広野 学校改革を進める一方で、前身の学校から続く伝統的なカトリック教育を継承していますね。
宗像 共学化、次世代型教育プログラムの導入など、さまざまな学校改革を推進していますが、本校の学びを支えるのはカトリックの教えに基づく「心の教育」です。中高の6年間でキリスト教的価値観を知ることは、将来さまざまな国の方々と「世界市民」として交流する際に大きなプラスになると考えています。
広野 カトリックの哲学を持っていることは、国際的に活躍するうえで非常にアドバンテージになりますね。
宗像 カトリックの哲学に基づいて将来、「世界市民」となる生徒を育てるならば、社会に出たときに他者を思いやり、多様性を理解できる人を送り出せると考えています。学校生活のなかでこうした思いを意識しながら、教育活動を行っています。カトリック・ミッション校だと少し重い感じもしますが、信仰は思想でもあり、その人の哲学でもありますから、本校では「心の教育」すなわち「自分なりの哲学観」を大切にして教育しています。
得意分野を生かして学び合える
多様性に満ちたハイブリッドクラス
広野 クラスはどのように編成されていますか。
宗像 本校には「本科クラス(本科)」と「インターナショナルクラス(インター)」があり、インターは英語が堪能な「アドバンストグループ(AG)」と、意欲があれば入学時の英語力は問わない「スタンダードグループ(SG)」とに分かれています。中学課程では、全クラスを本科生とインター生が共に学ぶハイブリッドクラスとしました。
広野 英語が堪能な生徒が大勢いると、中学から本格的に学ぶ生徒は不安を抱くのではないでしょうか。
宗像 ハイブリッドクラスには、本科・AG・SGの生徒が3分の1ずつ在籍しているため、英語を使ったコミュニケーションが自然と生まれます。また、互いの苦手を補い合う趣旨で、本科・AG・SGの生徒3~4人が1組となって活動する「バディグループシステム」を導入しています。日常生活を通して多様な考え方に触れ、それぞれの得意分野を生かして互いに教え合いながら、学びを深めています。
さらに、外国人教員と日本人教員がペアで担任を務めているので、その話の内容を理解するには、どうしてもお互いに母語の力が必要になります。また、英語や国語の授業は習熟度別で行われ、体系的に学びながら力をつけていくので心配はいりません。
教科の枠を超えて幅広い課題に向き合い
能動的に学ぶPBL型授業を展開
専門性を持った24名のインターナショナルスタッフが、生徒たちをきめ細かく指導します
広野 能動的に学ぶ問題解決型の「PBL(Project Based Learning)型授業」をすべての教科に導入しているのも特徴の一つですね。
宗像 本校では、これからの学校教育の意義を「自分とは異なる考えや価値観を受け入れ、社会の最適解を見つけること」「さまざまな人が集まり、“総合知”を生み出すこと」として定義し、教育環境を整え、“総合知”を養う取り組みを実践しています。
PBL型授業では思考力を養うだけでなく、教科の枠を超えて幅広い課題に向き合い、グループディスカッションやプレゼンテーションを交えながら「ロジカル」「クリティカル」「クリエイティブ」な思考を養います。その活動のなかから必要な知識を、みずから獲得していくスタイルの学びです。生徒たちを見ていると、考える力や自分で解を見つけ出す力が非常に高いと感じます。どんなことに対しても能動的に挑戦しようという気力にあふれていて、頼もしく感じます。
広野 まさにこれからの社会で必要とされる力ですね。最後に、受験生とその保護者の方にメッセージをお願いします。
宗像 本校では、本気で世界に挑戦したい生徒、将来は「世界市民」として活躍したいという生徒に、ぜひ入学していただきたいと願っています。次世代の社会では英語をコミュニケーションツールとして使いこなし、多様な価値観を理解し、自分なりの哲学を持つことが必要です。本校ではそれらすべての教育活動にあふれています。ぜひ本物の「国際学園」で一緒に学びましょう。
ONE POINT CHECK サピックスのワンポイントチェック
同校が推進するPBL型授業、英語・国際教育、理数・ICT教育を最高の形で実現する舞台となるのが、2027年4月に使用開始予定の新校舎です。地上5階・地下1階建てで、普通教室のほか、物理・化学・生物の実験室、専門的な研究を支援するサイエンスラボ、ラウンジ、カフェ、体育館など、さまざまな最先端の施設を備えています。延べ床面積は都内屈指でもあり、私学中高の新たなシンボルとなるでしょう。
INFORMATION
学校説明会などの情報はこちらよりご確認ください。 |
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