スクール情報
(「25年11月号」より転載/25年10月公開)
鷗友学園女子中学高等学校 かもめ祭▶ 9月13日(土)・14日(日)
鷗友生の色とりどりの個性が
鮮やかに輝いた2日間
日ごろの授業、グループ学習、留学体験、外部プログラムについての発表が行われた「@階段教室」。生徒広報係は生き生きとした笑顔で学園の魅力をアピールしました
まだ夏の暑さが残る9月13日・14日の2日間にわたり、鷗友学園女子中学高等学校の「かもめ祭」が開催されました。今年のテーマは「Palette(パレット)」です。鷗友生が学年の枠を超えてかかわり合い、一人ひとりの「色」を出せるような学園祭をめざしたとのこと。また、鷗友生だけでなく、来場者すべての「色」によって、今年ならではのかもめ祭をつくり上げたいという思いも込められています。両日ともに午前・午後の入れ替え制で行われ、編集部が訪れた14日午後の開場時間となる13時には、受付前に多くの来場者が列を成していました。
理科教育に力を入れている同校では、理科班の展示が毎年人気を集めています。3号館3階にある化学第1教室では、スライムや人工イクラ作りなどの実験が行われ、小学生たちが班員のアドバイスを聞きながらチャレンジする姿が多く見られました。隣の生物室では、カエルと人間の赤血球を顕微鏡で観察する体験や、日々の活動内容をまとめたポスター展示が行われています。そして、目玉イベントとして毎年多くの見学者でにぎわうカエルの解剖には、生物室からあふれてしまうほど来場者が詰めかけました。
同じフロアにある階段教室では、さまざまなプレゼンテーションが行われていました。2日目午後は、“学校の魅力を伝えるプロ”を自負する生徒広報係が、学校生活の様子や広報の仕事について元気いっぱいに紹介しました。質疑応答の時間も設けられ、理科の授業について尋ねられた中2生が「中1では生物、中2では物理・化学・地学を学びます。物理では電気回路や磁石の実験、化学では元素記号や金属の性質を学ぶなど、毎回の授業がとても楽しいです!」と元気に答えていました。編集部から「楽しかった行事を教えてください」という質問を投げ掛けたところ、メンバーの一人が「今、まさにこの瞬間です! 個人的に発表の場が大好きで、皆さんに自分のことばでわたしたちのことを伝えられて、本当にうれしいです」と、弾むような明るい声で答えてくれました。
1号館の地下体育室では、中1の学年展示として、生徒が作成した学校紹介動画の上映や、制服や一日のタイムスケジュールをまとめたポスター展示が行われていました。この春に受験を終えたばかりの中1生による相談ブースも設けられ、担当者は受験生とその保護者の方の質問にていねいに答えていました。
高3生が裏方として支えるなか、中1~高2の63名によるダンス班員が9演目を披露。長い時間をかけて準備したことが伝わるすばらしい演技に、大きな拍手が送られました
事前予約制のアリーナでは、人気のダンス班が選曲・衣装・照明・音響まで自分たちでつくり上げたプログラムを披露。一方、予約不要で観覧できるホールでは、高校の軽音楽同好会による演奏が行われ、どちらも多くの観客が声援を送っていました。
このほか、世界一周をテーマにしたポスター展示やゲームで来場者を楽しませた中2の学年展示、国際交流プログラムの参加者が海外でのリアルな経験を紹介した国際理解教育展示なども人気を集めていました。
15時30分には終了のアナウンスが流れ、大盛況だった2日間は幕を閉じました。鷗友生たちの「ありがとうございました」ということばに見送られながら、来場者は「楽しかったね」と笑顔を浮かべていました。一人ひとりの「色」が自由に混ざり合い、個性的な輝きを放った今年のかもめ祭。鷗友生のパワーに触れ、受験生のモチベーションも高まったのではないでしょうか。
「PTA手作りボランティアちくちく」では、学園の制服を着た鷗友ベアなどを販売。到着順に配布された整理券を手にした来場者が詰めかけました
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中学受験の記憶も新しい中1生による学年展示。学校の魅力や中学受験時の心得などを伝えるコーナーも設けられ、小学生には鷗友生手作りのメッセージカードが贈られました
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国語科では、中学生の日々の学習成果を展示。中3では、自分で詠んだ俳句に写真やイラストを添えて、世界観を表現するという課題を発表していました
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理科班では、化学反応を利用した人工イクラ作りに挑戦できるコーナーを設置。不思議な感触のスライム作りにチャレンジする来場者もたくさんいました
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ニューヨーク・リーダーシップ研修や韓国ハナ高校との相互派遣プログラムなど、国際理解教育についてポスターセッション形式で伝えるコーナーも。実際に参加した生徒から話を聞くことができます
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情報処理同好会では、世界の小・中・高校生がロボットを設計・製造・プログラミングし、課題解決に取り組む国際的なロボット競技会に関する展示もありました
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恒例の生物班によるカエルの解剖。ウシガエルのオス・メスの見分け方など生態を説明しながら、手際よく解剖します
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世界一周をテーマにした中2の学年展示。エジプトのピラミッドやツタンカーメンをモチーフにしたゲームで来場者を楽しませたクラスもありました
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ステージ上でスポットライトを浴びる高校軽音楽同好会。観客による応援で、ホールはさらに白熱しました
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