Spotlight
(「25年9月号」より転載/25年8月公開)
カリタス女子
中学高等学校
英語の選抜クラスを中高に設置
国際社会に通用する総合力を育成
1960年にカナダのケベック州にある修道女会によって設立された、カリタス女子中学高等学校。英語力をさらに伸ばしたい生徒のために、中学では「英語アドバンストクラス」を、高校では「EIPクラス」を設けています。各クラスで学ぶ中3のY.Kさんと高2のK.Sさん、そして菊池瞬先生とアイヴァン・イアンノッタ先生に話を伺いました。
ディスカッションなどのアウトプットで
自分の意見を積極的に英語で発信
カリタス女子では、英仏複言語教育も行っています
カリタス女子中学高等学校では、一定の英語力がある生徒を対象として、中1~3では「英語アドバンストクラス」を、高1~2では「EIP(English for Improved Proficiency)クラス」を設置しています。希望者のなかから、英語アドバンストクラスはレベル分けテストの結果によって、EIPクラスはGTEC®のスコアなどを参考に選抜されます。
英語アドバンストクラスを教える菊池瞬先生は、「英語力を伸ばすだけではなく、自分の意見を積極的に発信するなど、得た知識を活用する力の育成にも注力しており、生徒たちは着実に成長を続けています」と、その手応えを語ります。
中3のY.Kさんは、中2から英語アドバンストクラスに所属しています。「プレゼンテーションやディスカッションなど、アウトプットする機会が多く、英語で表現する力がつきました」と笑顔を見せます。同クラスには、英語力を維持したい帰国生や、Y.Kさんのように英語の学習に特に力を入れたい生徒が在籍しています。「こつこつ努力するタイプの生徒が多く、良い刺激を受けています」とY.Kさん。「高校ではEIPクラスに入り、将来は英語を生かせる仕事に就きたいです」と、夢を膨らませます。
国際関係の大学や職業をめざし
ハイレベルな英語学習に取り組む
左から、アイヴァン・イアンノッタ先生、K.Sさん(高2)、Y.Kさん(中3)、菊池瞬先生
英語アドバンストクラスの次のステップとなるのが、高校のEIPクラスです。大学入試のためだけではなく、ディスカッションやエッセイライティングといった学習を通して、大学入学後も通用する英語力を養うとともに、国際社会で活躍できる力の育成をめざしています。
EIPクラスに在籍する高2のK.Sさんは、中学は一般クラスでしたが、高校でEIPクラスに入りました。「中3のとき、ニュージーランドに3か月間のターム留学をしたことで、英語をもっと学びたいと強く思いました」と話します。
授業はすべて英語で行われるため、最初は聞き取ることに苦労したそうですが、好きな英語に触れる時間が増えた喜びのほうが大きかったと言います。K.Sさんは外交官の仕事に興味があり、大学は国際関係の学部を志望しています。「高校在学中に英語力を伸ばし、大学では他言語の習得にも力を入れたいと考えています」
EIPクラスを教えるアイヴァン・イアンノッタ先生は、「将来、国際的な環境で働きたいと考えるなら、英語力と同時に思考力も大切です。それらを養うために、EIPクラスの学習は大いに役立ちます。自分の力を信じて、目標に向かって一緒にがんばりましょう」と、受験生にメッセージを送りました。
《学校のプロフィール》
カリタス女子中学高等学校
●所在地:〒214-0012 神奈川県川崎市多摩区中野島4-6-1
●TEL:044-911-4656
Information
※学校説明会などの情報は下記よりご確認ください。
www.caritas.ed.jp/admission/event/
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