Spotlight
(「25年9月号」より転載/25年8月公開)
品川女子学院
中等部・高等部
生徒のアイデアが詰まった新校舎
100周年を迎え新たなスタートを切る
品川女子学院中等部・高等部は、2025年に創立100周年を迎え、A・B・Cの3棟すべての校舎が新しく建て替えられました。新校舎の設計では生徒たちのアイデアも反映され、日々の学びにふさわしい快適な環境が整っています。理事長補佐の平川悟先生に、新校舎の特徴や、今後生徒たちに期待することなどを伺いました。
カフェテリアではプレゼン発表も可能
建設会社と生徒有志が設計にかかわる
理事長補佐の平川悟先生。生徒のアイデアが取り入れられた図書室にて
2018年から進められていた新校舎の建て替えが、2025年についに完了した品川女子学院中等部・高等部。新校舎の設計では、使いやすさや明るく広々とした空間づくりが重視されたと理事長補佐の平川悟先生は話します。「朝は早めに登校し、始業前からカフェテリアで自習する生徒も多くいます。自習スペースを複数の場所に設け、気分に応じて快適に学べる環境をつくりました」
特に注目したいのが、生徒のアイデアが取り入れられたカフェテリアです。食事スペースだけではなく、プロジェクターを備えた発表スペースやワークスペースが設けられており、多目的に利用できます。オープンキャンパスでは、実際に生徒たちがカフェテリアでプレゼンテーションを行うこともあるといいます。
「新校舎づくりでは、建設会社と有志の生徒約30名がタッグを組み、企画・デザイン・資材などの決定にかかわりました。カフェテリア以外にも、各棟のイメージカラーや案内表示、A棟の中庭の設計・植栽にも、生徒たちのアイデアが数多く取り入れられています」と平川先生。自分たちの学び舎は自分たちでつくるという思いが伝わります。
新校舎の設計にかかわった有志をはじめ、同校には自発的に活動する生徒団体が多く存在します。たとえば中1〜高3による「CLAIR.(クレア)」は、生理についての知識を発信するために、男子校や企業でワークショップを開催するなど、学校の枠を超えた活動を行っています。こうした自由度の高い有志団体での活動などを通じて、生徒は社会課題にみずからかかわり、主体的に行動する力を育んでいます。
900席以上を備えた講堂
活動の幅がさらに広がる
新校舎には、運動場も新たに設けられました。A棟の屋上にはテニスコート、B棟の屋上には弓道場、C棟にはフットサルもできる広い運動場とダンススタジオが設けられ、スポーツにも力を入れることができます。さらに、音響設備が整った900席以上の講堂も、新校舎自慢の施設です。「収容人数が増えたことで、さまざまなイベントの会場として利用できるようになり、本校の活動の幅がさらに広がりました」と平川先生。これまでよりもさらに充実した学びの環境を利用して、生徒たちのアイデアをどんどん実現してほしいと期待を寄せています。
「11月に実施する100周年記念式典は、OGも招いて盛大に行う予定です。卒業生と学校の絆の強さも、本校の大きな特徴。今後は、さまざまな経験を持つOGや、OGが在籍する企業と連携しながら、起業マインドを育てる取り組みも行うことが決定しています。いろいろなことにチャレンジしたいと考えるお子さんにはぴったりの学校なので、ぜひ一度見学に来ていただければと思います」
明るく広々としたカフェテリア。プレゼン発表を行うスペースもあります
《学校のプロフィール》
品川女子学院中等部・高等部
●所在地:〒140-8707 東京都品川区北品川3-3-12
●TEL:03-3474-4048
Information
※学校説明会などの情報は下記よりご確認ください。
www.shinagawajoshigakuin.jp/examination/briefing/
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