受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

スクール情報

2026年7月号から転載

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麻布中学校・高等学校

第79回文化祭 5月1日(金)~3日(日・祝)

麻布生の遊び心と情熱に触れられる楽しい3日間

麻布生の情熱あふれる筆致による数々のアート作品が、文化祭の華やかなムードをいっそう盛り上げます

麻布中学校・高等学校の文化祭が、5月1日から3日まで開催されました。第79回となる今回は、初日の午前は雨だったものの、3日間にわたって約3万人もの来場者が訪れました。

編集部が訪れた初日の午後、校門付近には生徒たちのアート作品が並び、赤や黄に髪を染めた生徒たちが来場者を出迎えます。最初に足を運んだのは、毎年立ち見が出るほど人気の「教師演芸会」。先生方が楽器演奏や歌、演劇を披露します。今年は唱歌「こいのぼり」の合唱で幕を開け、見事なトロンボーン演奏やはつらつとした歌声に、大きな拍手が送られました。

文化祭名物の「油そば展」も大盛況で、今年も午前中に食券が完売。人気カフェチェーンを模した「AZARBUCKS展」も注目を集めていました。一方、管弦楽部の「名曲喫茶展」では、落ち着いた接客と上質な演奏により、心地よい空間を演出。これら飲食展示ではアレルゲン表示も徹底され、誰もが安心して楽しめる工夫が見られました。

理科系クラブも充実しており、化学部は「化学マジックショー」を実施。白衣姿の部員たちがミニコントを交えながら華やかな化学反応を披露し、会場には驚きと笑いが広がっていました。体験コーナーでは、来場者が部員のサポートを受けながらスライム作りに挑戦していました。

中庭のステージでは、高1のコンビが“最もおもしろい麻布生”をめざして漫才対決を繰り広げる「H1」を開催。テンポの良い掛け合いに、会場から笑いが起こります

生物部では、ニホンジカの骨格標本と、その体内から摘出された銃弾を合わせて展示。空中に展示されたトビの剝製も目をひきます。まさに空を飛んでいるような勇ましい姿に、多くの来場者が見入っていました。地学同好会のジオード割り体験は、今年も早々と完売。ちなみに、ジオードとは美しい水晶などの結晶が入った岩石です。また、物理部無線班では、文字書き代行ロボットや変形ロボットなど、部員のアイデアが詰まった作品が来場者を楽しませていました。

鉄道研究部の人気企画「都会レイアウト」の今年のテーマは、東京駅から海浜幕張駅周辺までです。赤レンガ造りの東京駅丸の内駅舎や葛西臨海公園の観覧車などが精巧に再現されていて、その間を走り抜ける京葉線電車の模型の姿に歓声を上げる小学生の姿もありました。

また、2025年5月に設立された麻布経済同好会による「麻経展」では、経済を学べるオリジナルカードゲームを用意。そのほか、山岳部のボルダリング、チェス部・オセロ部での対戦など、小学生向けの体験企画も充実しています。個人展示「フロンティア展示」では、気象予報士の資格を持つ生徒による「お天気お兄さん展」などもあり、麻布生の多彩な個性が光ります。そして、受験生必見の「麻布展」では、在校生アンケートの展示や入試体験コーナーなども設けられていました。

天候が回復した午後には、中庭で軽音楽部が演奏を披露し、文化祭はさらに活気に包まれました。2日目には新企画として、体育館でバドミントン部の部内試合が開催されたとのこと。麻布生たちの遊び心と「前年よりも良いものを」という情熱が詰まった展示や実演の数々に、多くの小学生たちが刺激を受けている様子でした。

  • 生徒たちのステージに負けない盛り上がりを見せた「教師演芸会」。芸達者な先生方によるパフォーマンスは必見です

  • 部員手作りのコースで遊べる「パターゴルフ展」。麻布生たちのていねいなサポートも印象的でした

  • 落ち着いた雰囲気のなかで、ゆったりとした時間を過ごせる「名曲喫茶展」。管弦楽部が奏でる美しい音色が、来場者を癒やします

  • ミニコントを交えながら、実験のおもしろさを伝える「化学マジックショー」。小学生たちも夢中で見入っていました

  • 毎年大人気の鉄道研究部。今年は京葉線沿線の街並みを精巧なジオラマで再現し、来場者を圧倒しました

  • 4枚のプロペラとモーターで制御された本格的なドローン。機体が宙に浮かび上がると、会場からは感嘆の声が上がっていました

  • 全国各地の生物を多彩な展示で紹介する生物部。今年は幻想的なクラゲの展示が注目を集めていました

  • 2025年5月に設立された麻布経済同好会による「麻経展」では、自分の投資スタイルを診断できる「エコノミスト診断」も楽しめました