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スクールナウ

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2026年7月号から転載

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国学院大学久我山中学高等学校

男子部、海外修学旅行をスタート
ファームステイを通して異文化理解を深める

国学院大学久我山中学高等学校は、都内では珍しい男女別学の中高一貫校として、文武両道の学びを実践しています。国際理解教育にも力を入れており、2026年3月には、高2の男子生徒を対象としたオーストラリア修学旅行を実施しました。引率の坂井健太先生と、参加した2人の高3生に、現地での学びについて伺いました。

食文化や価値観の違いに触れた8日間
現地校で授業を受ける貴重な経験も

集合写真

左から、英語教諭で修学旅行の引率を務めた坂井健太先生と、現在高3生のY.I.さんとK.S.さんです

─2026年3月から男子部でオーストラリア修学旅行が始まりました。なぜ実施することになったのでしょうか。

坂井 本校の修学旅行は、国内を巡り文化や歴史を学ぶコースと、海外で文化交流を行うコースに分かれています。女子部では、伊勢・奈良・京都とニュージーランドから選択する国内・海外修学旅行が実施されていましたが、男子部は例年国内のみ。日常とは異なる環境に身を置くことで、異文化理解だけでなく、自主性や多様性を養うことを目的とした、新たな制度を導入したのです。

─オーストラリア修学旅行は、どのような内容になっていますか。

坂井 旅程は7泊8日で、現地校の授業を受けるほか、農場を営む家庭に2泊3日滞在して、仕事を体験するファームステイなどのプログラムを実施します。シドニーを自由に観光できる日もあり、生徒は動物園に行ったり、お土産を買ったりと、思い思いに旅行を楽しむことができます。

─それでは、修学旅行に参加したK.S.さんと、Y.I.さんにお伺いします。7泊8日の日程で、特に思い出に残ったプログラムはありますか。

K.S. ぼくはファームステイが最も印象に残りました。滞在した農場では、ヤギ・ラマ・ニワトリなどのさまざまな動物が飼育されており、敷地内を移動する際には車に乗らなければならないほど広大でした。6人グループで寝泊まりをして、起床したらすぐに餌やりなどの手伝いをし、空き時間にはホストファミリーと一緒にボードゲームなどで遊びました。最初は戸惑うこともありましたが、とても新鮮で楽しい経験でした。

─食事もホストファミリーが作ってくださったものだと思いますが、日本と比べていかがでしたか。

K.S. ほぼ毎食、パンか肉料理だったのでカルチャーショックでしたね(笑)。米はもちろん、野菜もあまり食べないことに、食文化の違いを感じました。

Y.I. わかります、ぼくもそうでした。また、オーストラリアは気候がとても乾燥しているためか、水を節約しようという意識が強く、シャワーに入る時間も短く制限されていたのが驚きでした。

─Y.I.さんは、どのような農場に滞在したのですか。

Y.I. 競走馬を育てる農場に滞在し、馬の餌やりなどを経験しました。競走馬は体格も大きいので、近づくのが少し怖かったですね。

─Y.I.さんの思い出に残ったプログラムは何ですか。

Y.I. 現地校で授業を受けたり、学生たちと交流したりしたことが印象に残っています。世界史や数学などの基本的な教科のほか、日本の高校では学ばないようなハイレベルなIT系の授業もあり、内容を理解するだけで精いっぱいでした。現地の学生はとてもフレンドリーで、学生寮でゲームをしたり、グラウンドでバスケットボールをしたりして、楽しい思い出がたくさんできました。

─K.S.さんは、現地校での学びについてどう感じましたか。

K.S. 授業の内容がなかなか聞き取れず、非常に苦労しました。ただ、現地の学生とはすぐに仲良くなれて、一緒に写真を撮ったり、学校を案内してもらったりしました。外国の同世代の人と親しくなるのは初めての経験だったので、とてもうれしかったですね。

  • ファームステイの様子。広大な農園に2泊3日で滞在し、動物たちの餌やりなどを体験しました

    ファームステイの様子。広大な農園に2泊3日で滞在し、動物たちの餌やりなどを体験しました

  • 現地の学校に通い、世界史・数学・ITなどの授業を受講。現地の学生とも親睦を深めました

    現地の学校に通い、世界史・数学・ITなどの授業を受講。現地の学生とも親睦を深めました

現地の人々との交流によって
英会話への「抵抗感」が減った

自由観光日

自由観光日も設けられています。シドニー西部のブルーマウンテンズを訪れ、鉱山鉄道の歴史に触れたグループも

─英語面での収穫はありましたか。

K.S. はい。特に英語で話すことに対する抵抗がなくなったと思います。ぼくは3歳のときに一度海外に行っただけで、英語も得意ではありませんでした。でも、オーストラリアで「勇気を出して話してみたら、簡単な英語でも意外と通じる」という経験ができ、自信につながりました。

Y.I. リスニング力が伸びたという実感があります。小さいころから英会話を習っていましたが、日本で話すのと海外で話すのとでは、会話のスピードに大きな差があります。ネイティブの方の話を必死に聞いているうちに、修学旅行前よりも英語をスムーズに聞き取れるようになりました。

─オーストラリア修学旅行を通して、生徒たちに期待することは何でしょうか。

坂井 楽しい思い出をつくるだけではなく、海外の方と交流し、さまざまな価値観に触れることで、多様な視点を持ってほしいと考えています。この修学旅行をきっかけに、留学や海外旅行など、新しいことに挑戦してくれるようになればうれしいですね。

K.S. ぼくは修学旅行をきっかけに、留学に興味を持つようになりました。機会があれば、行ったことがない国にもどんどん訪れてみたいと思います。

Y.I. 同感です。将来は海外でスポーツビジネスに携わりたいと以前から考えていましたが、その目標がより明確になりました。

─最後に、受験生へのメッセージをお願いします。

坂井 本校について、少し硬派なイメージを持っている人もいるかと思いますが、近年はグローバル教育に力を入れるなど、新しいことにどんどん挑戦しています。ぜひ一度、今の久我山中高を見てほしいと思います。

K.S. 久我山では、文武両道でがんばれるのはもちろん、学校生活を通して、社会で守るべきルールもきちんと身につけることができます。とても良い学校なので、ぜひ見学に来てください。

Y.I. 久我山はスポーツが強いという印象があると思いますが、学習面にも力を入れています。学習もクラブ活動もがんばりたいという方には特にお勧めです。受験勉強は大変だと思いますが、皆さんがんばってください!

共学校 私立 東京

国学院大学久我山中学高等学校

〒168-0082 東京都杉並区久我山1-9-1 京王井の頭線「久我山」駅より徒歩12分、京王線「千歳烏山」駅よりバス10分

Information

www.kugayama-h.ed.jp/nyushi/setumei/jhi_setumei/

※学校説明会などの情報は上記よりご確認ください。