教員の熱意と面倒見の良さで
入学後に学力を伸ばせる環境
日本工業大学駒場中学校・高等学校は、近年受験者数が増加し、注目を集めています。工業科時代から大切にしてきた「人柄教育」と「面倒見の良さ」を受け継ぎながら、普通科専一校として教育改革を進めてきたことが、その大きな要因となっています。
さらに、2025年度からは、「国語教育」「学習指導」「キャリア教育・進路指導」「理数教育」「ものつくり教育」「グローバル教育」の六つを教育の柱とする「日駒新教育ハニカム構想」がスタートしました。その成果もあり、今春の大学入試では、京都大学・大阪大学をはじめとした国公立大学に13名、早慶上理に33名が合格。GMARCHへの合格者は129名に達しました(既卒生を含む)。
新教育運営推進室主任の竹内真先生は、「教員が生徒一人ひとりと向き合い、熱意を持って指導する校風の下、入学後に学力を伸ばせる環境が整っていることが本校の特徴です」と説明します。家庭学習を習慣づけるための「ファイトノート」の導入や、朝テスト、補習を実施しているほか、放課後の自習室には東大生を中心としたメンターが常駐し、生徒は自由に質問することができます。
また、難関大学に特化した高校生対象の受験対策プログラム「光風塾」や、中2・3を対象とした「光風塾ジュニア」(ともに選抜制)を設けており、教員や東大生中心の講師による質の高い授業を、教材費を除き無料で受講できます。「生徒それぞれの希望進路の実現に向けて、多様なデータを分析・活用しながら、きめ細かな指導を行っています」(竹内先生)
自習室では、大学生のメンターに質問や相談ができます
伝統ある「ものつくり教育」と
多彩なクラブ活動で人柄を磨く
人柄の形成と学力向上を教育の両輪とする同校では、普通科のみとなった現在も、人柄を育むために「ものつくり」を重視しています。技術の授業では、自転車のパンク修理や木工、陶芸などに取り組んでおり、「実体験を通じて、『ものつくり』の楽しさを感じるとともに、構造を理解したり、思考力を鍛えたりすることも大切にしています」と竹内先生は話します。
また、クラブ活動も人柄を育てるうえで重要な役割を果たしています。同校には46の多種多様なクラブなどがあり、「園芸養蜂部」「ものつくり部(機械班・自動車班・SL班・建築班)」といった珍しいクラブもあります。なかには、園芸養蜂部への入部をきっかけに、「動物の生態について専門的に学びたい」と考え、京都大学へ進学した生徒もいます。
「どの生徒にも、何かに熱中できる場がある―。そんな学校でありたいと考えています。これからも人柄と学力の両面を大切にし、生徒の成長や自立をサポートしていきます」と、竹内先生は強調しました。
「校舎の中央に位置する図書館は、生徒の居場所の一つです」と、新教育運営推進室主任の竹内真先生は話します