自由に活動できる“0限”の時間
企業や外部講師による特別講座も実施
開校101年目の今年から、8時15分から9時までの“0限”が導入されました。これは、読書や自習、委員会活動や探究学習など、クラブ活動以外のさまざまなことに利用できる「自由活動時間」となっています。
0限の最大の特徴は「完全自主制」である点です。参加は必須ではなく、出欠をとる9時5分に間に合うように登校しても構いません。
「登校時間に余裕ができたことで、『睡眠時間が伸びた』『朝食をゆっくり食べられる』など、生活習慣の改善につながったという声もあります」と話すのは、理事長補佐の平川悟先生です。「中1のアンケートによると、7〜8割の生徒が0限を活用しているようです。これまで放課後や昼休みに行っていた、生徒のさまざまな活動の一部を朝に移したことで、放課後の特別講座やクラブ活動との両立がしやすくなりました」と、0限の手応えを感じています。
さらに0限では、不定期で特別講座も実施。企業によるワークショップや外部講師による講演会など、少しずつ機会を増やしています。
蔵書数約4万冊の図書室。自学自習の場としても積極的に活用されています
リーダーシップを備えた
社会をより良くする
女性の育成をめざす
理事長補佐の平川悟先生
同校では、高大連携にも積極的に取り組んでいます。2026年4月には、芝浦工業大学と連携協定を締結しました。「現在、理系大学を選択する生徒が約4割に達しており、理工学への学びをさらに深める狙いがあります」と平川先生。ほかにも、昭和医科大学との連携では、薬学部教授による特別講座や、キャンパスツアーを実施しています。
さらに、「28歳になったときに社会で活躍する女性」を育てる「28project」を発展させた「チェンジエージェントプロジェクト」もスタートしました。これは、社会に前向きな変化をもたらすための起業家精神を育む、6年間にわたる学習プログラムです。
中1では千葉県木更津市での宿泊行事を通じて、デザイン思考を用いた社会課題解決の手法を学び、中2ではディベートを通じて論理的に考え、伝える力を鍛えます。中3では全員が文化祭で模擬店を運営する「株式会社」を設立し、起業体験プログラムを行います。こうしたプロセスを通じて、課題発見力や共感力といった起業マインドを磨いていきます。
最後に平川先生は、受験生にメッセージを送りました。「まずは一度、学校に来てほしいと思います。生徒たちが主体となって運営する文化祭は、本校の空気感を知る絶好の機会です。お子さんとご家庭の方針に合うかどうかを確かめたうえで、本校を選んでいただけたらうれしいです」