受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

サレジオ学院中学校

2023年5月30日(火)

生徒を見守り愛情を注ぐ、「アシステンツァ」の教育を実践

 横浜市都筑区の閑静な住宅街にあるサレジオ学院中学校高等学校は、1859年創立のイタリアのカトリック修道会「サレジオ会」を母体に1960年に中学校が、1963年に高校が設立された完全中高一貫の男子校です。サレジオ会の創立者ドン・ボスコの理念に基づいた教育に取り組み、「奉仕する心を持つリーダー」を育成しています。

 説明会であいさつに立った校長の鳥越政晴先生は、“男子校”と“ミッションスクール”という二つのキーワードを使って同校の特長を説明しました。鳥越先生は「背伸びせずに、ありのままでいられる環境で、生徒たちはゆったりと成長し、友情と絆を培って卒業していきます」と述べ、男子の成長ステージに合わせてさまざまな教育活動ができる、男子校のメリットを強調しました。また、「ミッションスクールでは、キリスト教の価値観に基づいて教育に当たっています。戦争・飢饉・差別に苦しむ人々がいる国際社会で、自分に何ができるかという視点を持ち、手を差し伸べることができる人材を育てていきたいと考えています」と力強く語りました。

 次に、入試広報委員長の澁谷博之先生が登壇し、「子どもたちを愛するだけでは足りません。子どもたちが、自分たちは愛されているとわからなければなりません」というドン・ボスコのことばを紹介しました。同校の教員は「アシステンツァ(ともに居る)」をモットーに、常に生徒に寄り添い、歩みを共にしています。教員の専任率は8割以上で、1学年約180名の生徒に対して、高1までは各学年8名、高2以降は12名の教員団で見守ります。

 続いて、澁谷先生は同校の特色である「五つの扉」を挙げ、それぞれの魅力について話しました。一つ目は「私学の扉」です。6年間で生涯の友ができ、私学であるがゆえに教員の異動も少ないことから、学校がいつでも帰れる場所になります。二つ目は「神奈川の扉」です。恵まれた立地に広い敷地があるので、部活動にも伸び伸びと取り組むことができます。三つ目の「中高一貫校の扉」では、その強みを生かして英語・数学の先取り学習を実施し、理科や社会でも1人1台のノートパソコンを活用して、学習方法を工夫していることが伝えられました。英語に関しては、目標を定めて英検®取得をめざすほか、長期休暇中には外国人留学生に生きた英語表現を学ぶ国内プログラムや、フィリピンでの希望制の海外研修プログラムもあります。放課後や長期休暇中の補習・講習による学習のサポート体制も整え、高2・3での4泊5日の勉強合宿では、「受験は団体戦」を合言葉に、仲間と一緒に進路実現に向けて努力する精神を身につけます。四つ目は、自己肯定感を高める「男子校の扉」、五つ目は「カトリック校の扉」です。「中学には宗教の授業がありますが、これは聖書を使って心の教育を行う道徳教育のようなものです。年3回のミサも、自分の心と静かに向き合う機会として行っていますので、カトリックの信者でなくてもまったく心配ありません」と澁谷先生は言います。

 同校では、25歳になったときに神様から与えられた「特別な使命」を自覚し、社会のために働ける人間をめざす「25歳の男づくり」をスローガンに掲げています。6年間を2年ごとに分けた各段階で実施している行事についても説明がありました。「25歳の土台づくり」となる中1・2は、一生の友人をつくるために楽しんでもらう行事を数多く開催し、「25歳のビジョンづくり」に当たる中3・高1では、OB講演会や進路ガイダンス(高1)を通して、将来の夢や進路を考えさせていきます。高2・3は総仕上げの時期です。生徒は学びの集大成として、みずからテーマを決めて8000字の論文を執筆します。

 澁谷先生は「愛されて育ち、25歳になったときに愛を持って社会に貢献していけるような生徒を育てたいと考えています。ぜひ五つの扉を開けて、本校を進学先として検討していただければと思います」と結びました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 横浜市営地下鉄グリーンライン「北山田」駅より徒歩5分。12面のテニスコートや、広大な人工芝のグラウンドが完備され、生徒たちは勉強と両立しながら部活動にも励んでいます

www.salesio-gakuin.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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