受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

星野学園中学校

2023年6月6日(火)

「知を築く」「世界につながる」「心を動かす」教養教育で未来へはばたく力を培う

 星野学園は、1897年に開かれた私塾「星野塾」から発展しました。創立者である星野りちが掲げた「誰もが平等に知識や技能習得の機会を得るとともに、良き人格の育成をめざす全人教育」を行うという理念の下、女子高校として長い歴史を歩んできましたが、2000年に共学の中学校を開校すると、2003年には高校も共学化しました。「礼儀正しく品格のある」「失敗を恐れずチャレンジする」「真理や正義を探求する」人間の育成をめざしています。

 この日のオンライン説明会の冒頭、教頭の渡邉朋子先生は同校の教育の3本柱について紹介しました。

 一つ目は「知を築く」習熟度別学習指導です。「わかる授業、できる授業」を実践するため、中学のクラスは入学試験の結果に応じて習熟度別に編成され、発展学習に力を入れる「理数選抜クラス」と、基礎学力の構築を重視する「進学クラス」とに分かれて学びます。英語・国語・数学は公立中学の約1.5倍の授業時間を確保していますが、特に学力の差が開きがちな英語・数学では「展開授業」が行われています。先取り学習を導入している数学は、中2で中学の内容を終え、中3から高校の範囲に入ります。

 高校では、志望別に「理数選抜コース」「S類特進選抜コース」「α選抜コース」「βコース」の4コースに分かれます。このうち「理数選抜コース」には中学からの内部進学者だけが在籍し、最難関国公立大学や医学部医学科をめざします。東京大学などの大学院で学ぶ留学生と英語でグループディスカッションを行う「グローバル人材育成講座」や、最難関大学や医学部の教授による「大学出張講義」など、理数選抜コース独自のプログラムも設定されています。高2の2学期からは土曜の午後や長期休暇中に「難関大特講」を開講します。大学入試の実戦的な問題に取り組むほか、小論文や面接の指導も受けられます。高2進級時からは「理数選抜コース」も含めた四つの生徒は、それぞれ文系・理系に分かれ、志望校に合わせたカリキュラムで学びます。高3では志望大学に向けて、演習を中心とした授業が行われています。

 二つ目は「世界につながる」国際人教育です。外国人教員による英会話の授業を週1回行うほか、タブレット端末を使った電子版教科書を導入して、英語でのコミュニケーション力向上を図っています。また、中1・2の希望者を対象にした福島県のブリティッシュヒルズでの英語合宿、オーストラリアでホームステイを体験できる中3の修学旅行など、授業で培ってきた英語力がどの程度通用するか試す場を設けています。渡邉先生は「国際人として必要な資質は語学力だけではなく、世界で起きている諸問題への関心も求められます。道徳や探究の時間でSDGsについて学んだり、中3で卒業論文を作成し、プレゼンテーションをしたりするのはそのためです」と話しました。

 三つ目の「心を動かす」情操教育では、生徒たちの感性を磨くさまざまなプログラムが紹介されました。キャンパス内にある約1500席のハーモニーホールを使って、オーケストラ、能・狂言やバレエといった本物の芸術に触れる芸術鑑賞会を開催したり、各界の第一線で活躍する著名人を招いての講演会を行ったりしているのもその一環です。また、部活動も盛んで、全国大会に出場しているクラブが複数あります。渡邉先生は「理数選抜コースの生徒も部活動に制限はありません。今年の卒業生も、最後まで文武両道を実践していました」と話しています。

 こうした教育活動の成果として、2023年春は、国公立大学・大学校に71名(うち現役68名)が合格しました。過去4年間では、東京大学(理Ⅱ)、一橋大学(商学部)、東北大学、国立大学医学部医学科にも複数の現役合格者が出ているそうです。

イメージ写真 東武東上線「川越」駅、西武新宿線「本川越」駅などからスクールバスを運行。キャンパスには、全天候型グラウンド「星野ドーム」をはじめ、1500席のハーモニーホール、二つの体育館、二つのグラウンド、屋内温水プール、自習室など、さまざまな施設がそろっています

www.hoshinogakuen.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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