受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

城北中学校

2023年6月3日(土)

充実した環境のなかで教師陣と共に歩み、生徒たちがみずから新しい未来を切り拓いていく力を高める

 儒学者の深井鑑一郎と、その教え子である実業家・井上源之丞によって1941年に創設された城北中学校は、「人間形成と大学進学」を教育目標に掲げ、「社会を支え、社会を導くリーダーとして活躍する人間」「社会を支え、人と人とをつなぐことのできる人間」の育成をめざしています。

 説明会の冒頭、校長の小俣力先生は、教育目標のなかで最も重視している「人間形成」について説明しました。「わたしは『人間形成』とは、社会に有為な人間、社会に必要とされ、求められる人間、すなわち、“魅力ある人間”を育てることだと考えています。日々の授業や課外活動で仲間と一緒に何かを企画し、実行することの大変さや、成功したときの喜び、失敗したときの悔しさなどを共に体験して、初めてリーダーの苦労や、それを支えるサポートの重要性などに気づくものです。このような体験を通して子どもを成長させることこそが、教育の使命だと考えています」と話しました。

 続いて、広報企画部長の坂内浩之先生から、「城北ブランド」「教育の特徴と学校生活」「さらなる飛躍へ」という三つのテーマに沿って学校の概要が説明されました。

 まず、「城北ブランド」について、坂内先生は「満足度」「大学合格力」「教育の情熱」「主体性」という四つのキーワードを提示し、卒業生アンケートの結果を交えて紹介しました。「満足度」では、中学受験時に同校が第一志望ではなかった生徒が約65%を占めるにもかかわらず、卒業生の85%が「満足」「ほぼ満足」と回答したとのことです。「大学合格力」を高める上で重要なプロジェクトである「入試懇談会」は、毎年6月に開催されます。同校OBの大学生が、高2・3に直接、受験に関する戦略的かつ的確なアドバイスをしてくれるのです。生徒からの相談にも応じるので、受験へのモチベーションアップにつながるとのことです。

 「教育の情熱」では、授業以外の時間でも親身に生徒たちをサポートする先生方の活動に触れました。それは朝や放課後の質問対応や補習、面談、添削といった学習面での支援だけにとどまりません。クラブ活動でもアドバイスやコーチングを行うなかで、生徒と先生との信頼関係が築かれ、距離感が近くなるそうです。最後の「主体性」については、生徒たちの自主性や行動力が最も発揮される文化祭を取り上げ、「生徒たちは現在、9月の文化祭に向けて、ポスターやプログラムの制作、教室の割り当てなどを一生懸命に進めています」と説明しました。

 「教育の特徴と学校生活」については、中高6年間を「基礎期」(中1・2)、「錬成期」(中3・高1)、「習熟期」(高2・3)の3期に分け、それぞれの発達段階に応じた一貫教育を実践していることを紹介しました。生徒の一日の様子に加え、文化部がとても盛り上げてくれる文化祭を、まさに体験しているかのような動画も上映されました。

 次に、「さらなる飛躍へ」というテーマで、8年前から実施しているICT教育と、グローバル教育について説明がありました。プレゼンテーションやプログラミングの指導に力を入れているのは、生徒がみずから「考え」「生み出し」「発信する」ことを通して、クリエイティビティを豊かにしてほしいと考えているからです。グローバル教育としては、3日間を英語のみで過ごす「城北イングリッシュ・シャワー」(中1~高1の希望者対象)が行われます。ほかにも、15日間ホームステイしながら学ぶ「オーストラリア語学研修」(中3・高1の希望者対象)、アメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの30校から選択して3か月間留学できる「ターム留学」(高1希望者のなかから選抜された約10名)、フィリピン・セブ島での「春季セブ島語学研修」(高1・2の中級・上級者対象)など、数多くの国際理解プログラムを実施しています。

 最後に、サピックス出身の3人の在校生によるメッセージ動画が上映されました。「勉強とスポーツが両立できる」といった同校の魅力が語られたほか、受験生には「長時間勉強できる力を身につけていれば大丈夫」「日ごろからメンタルを鍛えて、受験のときはリラックスして臨めるように」「自分ならできると最後まで信じて」といったアドバイスも送られました。

イメージ写真 80周年記念事業として、2022年9月にグラウンドの人工芝化が完了。柔らかな人工芝は水はけが良く、いつでも快適に運動ができるようになりました 

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