受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

本郷中学校

2023年6月20日(火)

先輩と後輩との“縦のつながり”が、心・体・頭をバランス良く成長させる

 1922年、後に貴族院議長を務める旧高松藩松平家第十二代当主である松平頼壽(よりなが)が創立した本郷学園は、生徒一人ひとりの個性を尊重した教育を重視し、難関大学への進学実績を挙げている男子進学校です。そのスマートな校風からも人気を集めています。

 この日の学校説明会の冒頭、校長の佐久間昭浩先生は、同校が教育の3本柱として「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」を掲げていることに触れ、「この三つを実践する際に重視しているのが“縦のつながり”です」と話しました。その具体例として佐久間先生が挙げたのは「合同授業」です。これは中2生と中1生とがペアになり、先輩が後輩に主に数学の学習や生活習慣についてアドバイスをするというもので、中1の最初の中間テスト前に行うのが恒例です。佐久間先生は「本当の面倒見の良さとは、生徒がみずからが勉強したくなるように上手に刺激を与え、意欲を出させることです。合同授業は生徒たちにとって、成長の原動力となっています」と語りました。

 次に、「本郷とは?」というテーマに話が移りました。「いつも、『何でもできる学校です』と答えます。学校なので基本は学習ですが、それ以外にも自分でやりたいことを見つけて一生懸命に取り組んでほしいと考えています」と佐久間先生は言います。中高生にとって、さまざまな経験を積む場としては部活動がありますが、同校には体育系・文化系とも全国大会への出場経験が豊富なクラブが数多くあるのも魅力です。

 続けて、高校教頭の平井秀明先生が「文武両道」「自学自習」「本郷での6年リレー」「失敗からの学び・経験蓄積」という四つのテーマに沿って教育内容を説明しました。まず、「文武両道」を実践する部活動については、中1では全員参加となっていて、それ以降も中学生が98%、高校生が86%という高い加入率です。高2で引退しなければならない学校が多いなか、同校では多くの生徒が高3まで部活動を続けています。

 次に「自学自習」については、中高合同での体育祭が4年ぶりに開催されたことに触れ、「本校では体育祭や文化祭、球技大会はもちろん、朝礼なども生徒主体で運営されます」と話しました。学習面でも生徒の主体性が尊重され、長期休暇中の特別講習、受験対策講習なども生徒がみずから選んで受講しているそうです。

 「本郷での6年リレー」については、“縦のつながり”を深める取り組みとして、同校OBの現役大学生に進路や学習の相談ができる「難関大進学セミナー」、朝読書の時間に先輩が後輩に本を推薦する「朝読書リレー」、OB講演会などが紹介されました。

 「失敗からの学び・経験蓄積」について、平井先生は「生徒が主体となる学校行事の運営は、失敗の連続です。そこから自問自答の習慣と思考体力を養うことができます」と話しました。その成果が表れるのが大学受験です。平井先生は、“人間形成の最終章”と前置きをしたうえで「大学受験突破のために必要なのは基礎学力であることは言うまでもありませんが、最後の決め手は“仲間”です。本校で6年間を通じて切磋琢磨できる仲間と出会い、心身共にたくましく成長してほしいと願っています」と結びました。

 続けて、入試広報部長の野村竜太先生から2024年入試について説明がありました。前年と変更点はなく、「入試当日14時に模範解答を配信」「不合格者のうち希望者には各教科の点数を開示」「追加合格は複数回受験者からのみ」といった情報が示されました。最後に、野村先生は「“縦のつながり”といっても上下関係が厳しいわけではありません。生徒はみな和気あいあいと仲良く過ごしています」とつけ加えました。

イメージ写真 校舎の前には、サッカーやラグビーの公式試合もできる人工芝のグラウンドが広がります。JR山手線・都営地下鉄三田線「巣鴨」駅から徒歩3分と、アクセス至便です

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