受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

帝京大学中学校

2023年6月24日(土)

緑に恵まれた環境の下、努力をすべての基(もとい)とし、学習力と人間力を伸ばす

 八王子市南部の多摩丘陵に位置する帝京大学中学校・高等学校は、1931年に帝京商業学校として渋谷区で創立され、その後、改称を経て、1995年に現在地に移転しました。校名に「帝京大学」を掲げてはいますが、ほとんどの生徒が他大学を受験する進学校です。2023年春の大学合格実績は、卒業生180名に対して、国公立大学が46名(うち現役38名)、早慶上理・ICUが171名(現役152名)、MARCHが259名(現役237名)、医学部医学科が14名(現役13名)でした。こうした実績を支えているのが、少人数制で実施されるきめ細かい指導です。中学校の1学年の人数は約120名で、約30名のクラスが四つあります。高校からの入学生は約60名なので、それ以降は5~6クラス編成となります。

 最初にあいさつに立った教頭の加藤哲也先生は、「努力をすべての基とし、偏見を排し、幅広い知識を身につけ、国際的視野に立って判断ができ、実学を通して創造力および人間味豊かな専門性ある人材の養成を目的とする」という建学の精神を紹介しました。そのうえで、「本校には、不器用でもたゆまず、こつこつと努力を積み上げていく生徒が多くいます。そんな生徒たちを教員が全力でサポートしている学校です」と述べました。そして、「生徒たちは学習だけではなく、さまざまな行事や部活動にも真剣に取り組んでいます。中学・高校時代という大事な6年間をわたしたちと共に過ごしていただければ幸いです」と結びました。

 続いて登壇した入試広報部の輪島暖士先生からは、詳しい教育内容の説明がありました。同校では、「自分の目標に対して全力で、適切な方法で努力できる人物」をめざし、まずは「努力の仕方」から身につけていきます。その第一歩となるのが、毎朝実施されている「朝講座」と呼ばれる小テストです。英単語や数学などで点数が基準に満たない場合には、昼休みに再試験が課せられます。課題も多く出され、先生は提出物を細かく添削するとともに、それぞれの内容に応じて個別に学習アドバイスをしています。一人ひとりの進度や理解度に応じて補講を実施したり、追加の課題を出したりして、つまずきのポイントを解消しながら、日々の学習習慣と基礎学力を定着させていきます。「ふだんから、生徒たちは職員室に気軽にやってくるので、その都度、わたしたちは質問や相談に応じています。数人の生徒が質問に来て、教員が説明しているうちに、われもわれもと加わって10人くらいの輪ができることもあります」と、生徒と教員との距離の近さにも触れました。

 同校では、中高6年間を2年ごとに区切り、成長段階に合わせた指導を実践しています。中1・2を「基礎学力育成期」と位置づけ、中1の9月からは英語・数学のみ習熟度別授業を実施します。中3・高1は「思考力育成期」として、先取り学習を行いながら、選抜クラスを1クラス設けます。高2・3は「判断力・応用力育成期」とし、志望コース別のクラスが編成され、生徒一人ひとりがみずから設定した目標に向かって本格的に学習に取り組みます。「大学受験を突破するためには、確かな学力を身につけるだけではなく、生徒自身が希望の進路を見つける力も必要になります。また、一緒に支え合える仲間との関係性も重要です」と語った輪島先生は、広い視野を持ち、仲間との絆を深める場として、さまざまな部活動、沖縄修学旅行(中3)、ニュージーランド語学研修旅行(高1の希望者対象)などを紹介しました。なかでも、ニュージーランド語学研修旅行の参加率は、例年90%を超えるそうです。

 最後に、入試広報部の竹之内毅先生から、入試に関する説明がありました。2024年は例年どおりの日程で実施される予定とのことです。特待生は、第1回の4科生の上位合格者から若干名と、第2回の上位合格者から15名が選出され、原則として学費が全額免除となります。入学後は1年ごとに学内審査を受けますが、成績上位30位以内を維持すれば、特待生の資格は次年度以降も継続されるとのことです。

イメージ写真 JR「豊田」駅、京王相模原線「京王多摩センター」駅、小田急多摩線「小田急多摩センター」駅からスクールバスを運行。多摩丘陵の緑が広がる、恵まれた環境も魅力です 

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