受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

鷗友学園女子中学校

2023年6月16日(金)

アクティブ・ラーニングを実践
調和の取れた総合力を養う

 校訓に「慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造」を掲げる鷗友学園女子中学校は、国際社会で活躍できる人材を育成しています。

 説明会の冒頭、校長の大井正智先生は同校の学びを「幕の内弁当」にたとえ、「本校の教育は、一つのおかずで一点豪華主義をめざすような方針ではありません。授業やクラブ活動、学校行事に取り組む経験、そして友人とのおしゃべりといった学校生活のすべてを通して、調和の取れた総合力のある人材を育てています」と説明しました。

 その原点は、東京府立第一高等女学校の校長だった創立者の市川源三が説いた『女性である前にまず一人の人間であれ』『社会の中で自分の能力を最大限発揮して活躍する女性になれ』という教育理念にあります。大井先生は「当時、市川はさまざまな学びに触れることを推奨していました。また『学習者中心主義』を提唱し、このころからアクティブ・ラーニング型の授業を実践していたのです」と語りました。

 さらに同校では、誰もがクラスや学校で「自分らしく」いられることを重視し、コミュニケーション力を伸ばす取り組みも行っています。たとえば、3日に1回は席替えを行い、生徒同士の距離を縮めています。また、ふだんの授業ではペアワークやグループワークを頻繁に行うほか、“自分も相手も尊重する”自己表現方法を学ぶ「アサーショントレーニング」も実施しているそうです。

過去問は正答率60~70%を目標に
国語は記述問題への対応力が必要

 学習面については、入試広報部長の若井由佳先生が紹介しました。中1・2では「自律した学習者」を育てるために課題の提出を徹底させ、学習習慣の定着を図っています。これにより、高学年では提出を義務づけなくても時間配分が上手にできるようになるそうです。英語の授業は「英語を英語のまま理解する」という方針の下、オールイングリッシュで行います。多読・多聴が推奨されており、ディスカッションの機会も豊富です。

 創立当初から、園芸の授業が行われているのも特徴の一つです。校内の実習園での野菜の栽培を通じて、生徒たちは「手間をかけて育てても、傷や虫食いなどで食べられない野菜もあり、食品ロスが発生する」という生産者の苦労を知り、買って食べるだけではわからないさまざまな問題を体験します。

 最後に、入試についての説明がありました。入試は例年2月1日午前と3日午前に計2回実施されます。若井先生は「例年の結果から、第1回は60%、第2回は70%弱の正解率をめざして過去問に取り組みましょう。また、第2回の合格者のうち、44%が再チャレンジの方々だったので、あきらめずにがんばってください」とエールを送りました。そして、入試に向けて心がけてほしいこととして、「国語は記述問題への対応力が合否を分けます。何が問われているかを客観的に考え、自分のことばで補いながら書きましょう」「算数は、『比と割合』『速さ』など、得点率の高い定番の問題で確実に得点するようにしてください」といったアドバイスがありました。

イメージ写真 小田急線「経堂」駅から徒歩約8分の閑静な住宅街に立地。所蔵数約5万冊の図書館、五つの理科実験室、実習園など、多彩な施設が整っています

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