受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

広尾学園中学校

2023年6月23日(金)

三つの特色あるコースで、生徒一人ひとりの夢を実現させる教育を実践

 2007年の共学化に伴い現校名に変更して以来、時代に先駆けて先進的な教育改革を推進してきた広尾学園には、高度で幅広い学びを実現できる充実した環境が整っています。

 この日の説明会であいさつに立った理事長の池田富一先生は、「今春、広尾学園の第17期生となる265名の中1生を迎えました。新入生は入学直後の合宿を通して、本校の教育理念である『自律と共生』の考え方を学び、学校生活をスタートしています」と述べました。

 同校には、「本科」「医進・サイエンス」「インターナショナル」の3コースがあり、高校に内部進学する際にはコース変更も可能です。いずれも共通しているのは、「問題解決能力やコミュニケーション力」「グローバルな視野と高度な語学力」「デジタルネイティブ世代にふさわしい最先端のICTスキル」の養成を重視していることです。

 中学の本科コースと医進・サイエンスコースには、難関国公立大学・難関私立大学・医学部医学科をめざす生徒が多く、中学の内容を中2の年度末までに終えるスケジュールで先取り学習を進めています。さらに、医進・サイエンスコースでは、専門性を備えた教員の指導の下で本格的な研究活動に取り組み、医師や研究者になるためのマインドを育成しています。一方、中学のインターナショナルコースには、帰国生など英検®1~2級レベルの生徒を対象とした、主要な教科を英語で学ぶ「アドバンストグループ(AG)」が設けられています。一方、「スタンダードグループ(SG)」では入学時の英語力は問われません。池田先生は、「インターナショナルコースのクラスには、AGとSGの生徒が半数ずつ混在しています。外国人教師と日本人教師とによるダブル担任制をとり、ホームルームは原則として英語で行われます。AGとSGの授業は別々ですが、音楽と体育は日本語で、美術・技術・家庭科は英語で、それぞれ合同授業を実施します」と話しました。SGの生徒も短期間で高い英語力を身につけていることから、SGで行ってきた週3回の外国人教師による英語の授業を、2019年度からはほかの2コースにも取り入れているそうです。

 生徒の希望する進路は、国内の大学だけではないのが同校の大きな特徴です。そこで、カリフォルニアやボストンの大学を訪問する「海外大学見学ツアー」や、世界の大学の情報を提供する「海外大学フェア」などを実施して、海外大学進学希望者をサポートしています。池田先生は、「生徒たちには、中高6年間で自分の将来を真剣に考えてもらいます。そして決めた第一志望をかなえることが、わたしたち教職員の大きな使命の一つであるという意識を持って、教育活動に取り組んでいます」と力強く語りました。

 次に、副校長の金子先生から、学習プログラムや入試に関する説明がありました。教員は授業のレベルアップのためにさまざまな研修を重ねており、補習・講習も充実させています。ICT教育にも力を注ぎ、全校生徒が専用のデバイスを所持して積極的に活用しています。金子先生はその一例として翻訳ボランティアの活動を取り上げ、「海外大学の講義映像に日本語訳をつけて一般公開するという取り組みのなかで、生徒たちみずからが学びを共有し、社会貢献につなげてくれています」と紹介しました。また、多彩なキャリア教育プログラムを実施しているのも特徴です。医療関係者から指導を受けられる医療系のセミナーや講演会なども実施されています。それらの総決算として、3月には、各分野の最前線で活躍する人々の講義を生徒が選んで聴講できる「広学スーパーアカデミア」が、中学全学年参加で開催されます。

 2024年度は、12月入試の名称が「国際生入試」から「帰国生入試」となり、インターナショナルAGの募集人数が5名減の25名となります。一方、2月の一般入試については、例年2月2日午後に実施していた「インターAG回」の代わりに、2月3日午前に「国際生AG回」が設置されます。こちらはインターナショナルAGの募集人数が5名増の15名になることが伝えられました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 校舎の6階には生物・化学・物理の三つのサイエンスラボがあり、DNA鑑定やゲノム編集などの実験にも対応できる最先端の機器を備えています

www.hiroogakuen.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ