受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

中央大学附属横浜中学校

2023年7月8日(土)

感謝の心や思いやりを忘れず、主体的に行動する生徒を育てる

 横浜山手女子中学校・高等学校が「中央大学横浜山手中学校・高等学校」と改称して中央大学の系属校に、さらに附属校になったのは2010年のことです。その後、中学共学化、港北ニュータウンへのキャンパス移転と、「中央大学附属横浜中学校・高等学校」への再度の校名変更、高校共学化と、学校改革を進めてました。校訓に「謝恩礼節」「自立実践」を掲げ、中央大学の実学の伝統と家族的な人間関係を大切にする校風のなかで、知性を高めて豊かな徳性を養い、心身ともに健全で、自立した人間の育成をめざしています。

 この日のオンライン説明会は、広報部長の寺戸哲也先生が担当しました。寺戸先生は同校の教育の特長について、「附属の制度に甘んじることなく、受験に対応したカリキュラムに基づいて学習を進めていることです」と語りました。中学では、英語・数学・国語を中心に基礎学力を高めるとともに、高校の学習内容も学んでいく先取りも行います。そのため、高1では高校からの入学生とは別クラスとなります。文系・理系の選択は高2で行い、高3ではさらに「国公立コース」と「私立コース」とに分かれて、それぞれが希望する進路に応じた学力を培っていきます。中央大学への内部推薦を希望する生徒は、「私立コース」の文系を選択することが多いそうです。

 卒業生の進路が幅広いことも特長の一つで、外部受験による中央大学以外への進学者は3割ほどです。そのうち国公立大学は約13%(2023年春は42名)にものぼります。他大学併願制度が充実しており、国公立大学にチャレンジする場合と、私立大学のうち中央大学にない学部・学科を受験する場合は、被推薦権を保持したまま併願受験が可能です。生徒の向学心を引き出すうえで、「非常に心強い制度だと思っています」と寺戸先生は強調します。

 もちろん、中央大学への内部進学制度も充実しており、同大学が擁する8学部(法・経済・商・文・理工・総合政策・国際経営・国際情報)すべてに推薦枠があります。2023年春は卒業生の68.8%が内部進学しました。理系学部の志望者も増えていますが、内部進学ならば理工学部か国際情報学部のいずれかを選択することになるため、多くが他大学も併願しています。一方、文系学部を志望する場合は、ほとんどがいずれかの志望学部に進学できます。寺戸先生は「内部推薦枠は十分にあり、他大学受験にチャレンジする場合でも、学内での選考順位に影響を及ぼすことはありません。しっかり努力して、将来の可能性を大きく広げてください」と話しました。

 中央大学の附属校としての強みを生かした連携教育や交流も盛んです。学部・学科ガイダンスや学年単位での大学訪問があるほか、大学の教員による文学部公開講座なども開かれ、生徒一人ひとりの興味・関心を引き出すとともに、将来の進路について考えさせています。

 国際理解教育にも力を注いでおり、ネイティブ教員と異文化コミュニケーションを図る機会も豊富です。高2の研修旅行ではシンガポールとマレーシアを訪れ、現地の大学生と交流しながら視野を広げます。

 学校行事も盛んで、紅央祭(文化祭)や体育祭は生徒主導で行われます。中1の4月のオリエンテーション合宿ではプロジェクトアドベンチャーに取り組みますが、ここでは冒険を活動の柱にしながら、自分自身の成長と、グループ内の人間関係構築をめざします。この日の説明会では動画も上映され、楽しそうに行事に取り組む生徒たちの様子を確認することができました。クラブ活動は、午後6時に完全下校というルールの下、約8~9割の生徒が参加しているそうです。

イメージ写真 キャンパスは横浜市営地下鉄「センター北」駅から徒歩7分の場所にあります。開放的なガラス張りの職員室の前はラーニングストリートと呼ばれ、質問しやすい雰囲気の空間が広がっています

www.yokohama-js.chuo-u.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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