受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

二松学舎大学附属柏中学校

2023年7月19日(水)

「自問自答」をキーワードに多彩な校外活動を通じて、「探究教育」を実践

 二松学舎大学附属柏中学校・高等学校は、1877年に漢学者・三島中洲が創設した漢学塾「二松学舎」を母体とする共学校です。1969年に附属沼南高等学校を開校し、2011年に現校名に改称しました。さらに、同年に中学校を併設して、中高一貫教育をスタートさせました。校訓として「仁愛、正義、誠実」を掲げ、誠実かつ真面目で、豊かな人間力を身につけた、真の国際人の育成をめざしています。

 この日のオンライン説明会の冒頭では、入試広報部の土屋圭司先生が「本校ではスクールバスを16台用意しています。学校までの所要時間がそれぞれ約15分の柏駅、我孫子駅、新柏駅からのルートに加え、複数の北総鉄道の駅をめぐる『北総ルート』や『新鎌ヶ谷ルート』もあります。すべて無料で利用できます」と通学の利便性についてアピールしました。また、高大な敷地には、サッカーや野球のグラウンド、冷暖房完備の体育館、茶道室などの施設が充実しており、それらを利用して多彩なクラブが活動していることも伝えられました。

 続けて2022年度から導入している「グローバル探究コース」と「総合探究コース」の2コース制について説明がありました。両コース共通の特徴は、「人間力の向上」と「学力の向上」を2本柱として、「論語」と「探究」を取り入れた教育を展開している点です。論語教育では中1から「素読・暗唱」に取り組むほか、中学段階で論語・漢詩の検定試験にも挑戦します。高校ではオリジナルテキストを使い、さらに学習を深めていきます。

 探究教育にも力を入れており、「学習支援プログラム」「自問自答プログラム」「進路支援プログラム」を軸に、思考力・判断力・表現力・コミュニケーション力を鍛えています。学習支援プログラムの例としては、毎朝、授業前の25分間に行う英語・数学・論語の「モーニングレッスン」が挙げられます。また、生徒自身が内容を決めて毎日1ページの家庭学習に取り組む「365ノート」の提出などにより、学習習慣の定着を図っているのも特徴です。自問自答プログラムの例としては、「田んぼの教室」「古都の教室」「世界の教室」など、成長段階に応じた校外体験学習があります。土屋先生は「中1の校外学習『沼の教室』では、徒歩圏内にある手賀沼近くの田んぼで、田植えや稲刈りを含む農作業を体験し、お米を育てます。収穫したお米を実際に食べて、食べ物や命のありがたさを学んでいます」と活動の一例を紹介しました。進路支援プログラムの例としては、キャリアガイダンスや二者・三者面談があり、生徒にみずからの進路を考えさせる機会となっています。こうした取り組みを通して、総合探究コースでは「探究力を備えた、社会に貢献する人材」を育てようとしています。

 一方、グローバル探究コースでは、これらに加えて、「NISHO GLOBAL PROJECT Jr.」と称した四つのプログラムを実践しています。一つ目の「アワーアクションプログラム」では、週2回、7時限に行われるSDG持続可能な開発目標)(持続可能な開発社会)を題材とした「グローバル」の授業を通して、世界規模での課題について考察し、解決策を探ります。二つ目の「特別体験プログラム」では「コミュニケーションワークショップ」などの体験型学習を、三つ目の「パワーアップイングリッシュプログラム」は、オールイングリッシュの英語集中講座などを行います。四つ目の「海外研修プログラム」は、オーストラリア(中2)やセブ島(中2)、カナダ(中3)などを訪れ、グローバルな視点を養うものです。土屋先生は「スローガンは“Be a change-maker(変革者たれ)”です。まずは自分にできる範囲内で『社会を変えること』『アクションを起こすこと』をめざしてほしいと願っています」と語りました。

イメージ写真 東京ドーム3個分の広さの敷地内にはグラウンドのほか、テニスコートやハンドボールコートもあります。蔵書数が約15万冊の大学図書館も利用可能です

www.nishogakusha-kashiwa.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ